エミリー・ヒラリーのルポ | Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

  1. お問い合わせ
  2. 10:00~17:00(12:00~13:00を除く)定休:土曜・日曜・祝日
  3. 0120-700-027

エミリー・ヒラリー・るりこのルポ


Reportage


るりこさんのイタリア便り

わたなべ るりこ
るりこ
ZARINAイタリア駐在スタッフ
イタリア各地を訪れたり、ZARINAで淹れた
エスプレッソで作るお菓子のレシピをご紹介します。
  1. 横つながりは必須です

    2017年2月20日るりこさんのItaly便り

    朝はまだ氷点下になることもしばしばですが、

    日中の最高気温は15度まで上がるそんな気候になってきました。

    昨日道端を歩いていたら、ツユクサを見つけました。

    イタリア語では “マリアさまの青い目”という意味の名前。

    目立たない所で雨にも風にもマケズ、季節がやってくるとちゃんとそこで咲く、

    ハァ~本当に自然の力は偉大です。

    日中の気温は毎日高く上がる訳でもなく、その翌日は霧がかかって気温が下がったり、

    そしてまた上がったりとそれを繰り返しながら本格的な春がやって来ます。

    1771.JPG

    八百屋さんへ行くとみかんも走りのものとは違う種類の物が

    陳列されていたのでそれを買い求めました。

    気温が少しずつ上昇するせいでしょうか。

    それに合わせて口当たりが爽やかなみかんです。

    1772.jpg

    さて、6月に式を挙げる友人の結婚式の立会人の方はというと

    まだ何も進んでいません(苦笑)。

    花嫁側の立会い人は私と花嫁になる友人の義理の妹さん、彼女メールが届きました。

    結婚指輪を私達でお祝いの贈り物にしようと言う素敵な提案です。

    そうでしたそうでした忘れていました!

    私達の時もそうでした!

    マッシモ側の立会人二人のうち一人はいとこだったのですが、

    あの時は、主人のいとこ夫婦の知り合いの宝石店へ4人で出かけたのでした。

    そして私達が選んで、いとこ夫婦がプレゼントしてくれたのでした。

    いつもそう思うのですが、イタリアは何せ横つながりが大切な国。

    今回の友人のウエディングドレス選びには専門店を数件回ったものの

    結局彼女が住む町にある店で選んだし、

    そこでは彼女の弟さんが結婚した時弟さんも花嫁さんもそこで買い求めたと。

    ですから、オーナーも店員さんも皆顔なじみで、一段と選び易くなるという訳です。

    イタリアではこれまで一度も貸衣裳という言葉を聞いたことがありません。

    朝から夜中まで(?)結婚式の当日にはよりすぐって選んだ1着のみを着て過ごすのです。

    お色直し等もちろんありません。

    購入にせよオーダーにせよ、日本の貸衣裳とそれほど変わらないお値段で求められるのです。

    先週はと言うと、ドレスに合わせる靴を一緒に見に行ってきました。

    友人は5、6足履いて試してみたのですが気にいったものが見つからず、

    オーダーしなければいけないと言っていました。

    ヒールが高過ぎては疲れてしまって1日中履いていられないし、

    かと言って低過ぎては美しくないと

    (またここで「さすが!」と一人事をつぶやく私)。

    もう一人の立会人のマルタちゃんもファッションが好きなので、

    彼女の意見も重要視しなければいけません。

    妥協を許さないイタリア人のお洒落感覚、いや~本当に参考になります。

    1773.jpg

    ところで写真撮影も重要な項目の一つです。

    セレモニーが終わったあと教会を出て、二人が前持って選んでおいた場所に新郎新婦、

    カメラマンそして立会人が一緒に同行します。

    ヴィッラがあるお屋敷だったり緑豊かな公園だったり、はたまた良く通ったバールとか。

    結構自然体なところにイタリアらしさを感じます。

    こちらも友人グループに職業がカメラマンだという女性がいるので、こちらも横つながり。

    写真撮影している間、じゃあ招待客はどうするの?という余計な心配は無用です。

    1774.jpg

    招待客は事前に告知されているレストランへ直行し、

    ブッフェスタイルで飲み食いをしながら新郎新婦の到着を待ちます。

    ワクワクはするけれど誰もソワソワしません(笑)。

    飲み物もつまむものも山ほどあるのが当たり前。

    「えっそんなに食べちゃったら、メインの食事が食べられなくなっちゃう!」

    という心配は無駄なこと。

    本当によく食べおしゃべりして笑って飲んで冗談言って、

    それで新郎新婦が到着する頃には

    ちゃんともう一つの胃袋がスタンバイしているのですから不思議です。

    ZARINA


ルポライター


最新の記事


アーカイブ


loading