さくらんぼの花も太陽をいっぱい浴びて咲きました。
遠くの山々の白い雪、桃の花の濃いピンク色、たんぽぽの黄色、春は駈け足でやって来ます。
いつものコースとは違う場所でウォーキング、春先は嬉しい発見がたくさんあります。
くねくねと曲がった道にたった1本咲いていたこの花、桜でしょうか?
初めて通った道なので果物の木なのかどうかわからず、でも近寄って匂いを嗅いだら
「あっ桜の香りだ!」何度も何度も嗅いでいたら通り過ぎて行く人は、
不思議そうに見ていきます。
不審人物と思われたのでしょうか?!
マッシモにもいつか日本の桜を見せてあげたいなぁ。
そして花見もね。
イタリア全国の学校は24日木曜日から30日火曜日まで、パスクワ(復活祭/イースター)のバカンスでお休み、
学校関係者以外のお仕事の人はいつも通りですが、パスクエッタと言って28日月曜日は祭日でお休みになります。
昨日出かけたら交通量が少なかったな、、、旅行好きのイタリア人は出国した人も多いようです。
日本語講座にやってくるフィリップさんは家族総出でパスクワの大掃除をしたそうです。
そう言えば、テレビでも司会者もパスクワの大掃除しなきゃと言ってました。
日本だと年末に大掃除しますが、こちらでは年末に大掃除するとは余り耳にせず
そのかわり、暖かくなってくるちょうどパスクワの時期に皆さんやるのです。
町のお菓子屋さんのウインドーには、茹で卵と瓜二つのチョコレートが並びます。
鶏型のオブジェ、カラフルで楽しい!
マッシモのお母さんはいつもパスクワの1週間前の日曜日に教会へ行って、
オリーヴの木の枝をもらってきて、私達にも分けてくれました。
パスクワ前のいつもの慣習です。
教会ではパスクワの日の1週間前の日曜日、オリーヴの枝をたくさん用意しそれを礼拝に来る人達に配るのです。
地方によってはシュロの葉を編んだものを配るところもあるようです。
キリスト様はエルサレム入城の時、優雅で美しい馬ではなく、
慎ましく従順の象徴とされるロバに乗ってやって来ました。
そのロバがキリスト様を待ち受けていた多くの観衆に興奮して暴れ出し、
その時に周囲に立っていたオリーヴやシュロの木々の間を飛び回ったため、
キリスト様がお触れになられた縁起物だと、観衆が次々とその枝を切り落とし
背中のマントを取り外しそれを広げて自宅へ持ち帰ったことが、始まりだそうです。
3月27日日曜日が今年のパスクワ。
多くの人は家族や親戚が集まって一緒に大昼食を開くのが風習、
私達もいつものようにいつもの様にサンティーナ叔母さん宅におよばれ、
この日は腹八分目とはいきません。
Buona Pasqua!