エミリー・ヒラリーのルポ | Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

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エミリー・ヒラリー・るりこさんのルポ


Reportage


るりこさんのイタリア便り

るりこ
るりこさん
ZARINAイタリア駐在スタッフ
イタリア各地を訪れたり、ZARINAで淹れた
エスプレッソで作るお菓子のレシピをご紹介します。
  1. カタツムリ

    2016年7月28日るりこさんのItaly便り

    「チャ~オ、元気?!来月1日から17日までお休みいただくから、宜しくね!」

    特別変わったところも無く、とりわけ最先端のスタイルでも無いどこにでもある八百屋さん、

    そしてそこの女将さんはいつもニコニコ元気。

    この八百屋さん、どの時間帯に行ってもいつもお客さんでごったがえしています。

    ふと目にとまった箱買いの地元産のファジョーリ、

    アメリカ大陸が発見された後、ヨーロッパに渡ってきたファジョーリ、

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    この豆の模様を見ていると何故だかいつも決まって、

    虎のシマシマパンツの歌が頭に浮かんできます。

    トラットリアへ行くとよく付け合わせとして出てくるこのお豆さんは

    脂肪分が少なくたんぱく質を豊富に含んでいます。

    箱買いで何と4キロもありました、

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    さやをむいてたっぷりと冷凍保存しました。

    夢にまで出てきそうな大量の豆です。

    まさに豆の衝動買いです(笑)。

    値札に “地元産”とあったのでついつい目をそらすことが出来ず、買ってしまったのです。

    実はちょっと前に本屋さんのイベントがあり、

    そこへスローフード協会 / SlowFood® の創立者である

    カルロ ペトリーニ 氏がやって来るというので行って来ました。

    その内容を少し思い出してこの衝動買いの行動に至ったという訳です。

     

    スローフード協会 / SlowFood ®は、エコロジーでその土地に根ざし地域の伝統と

    生物多様性を重んじる生産者またその産物をを尊重し、

    全ての人々に「美味しくて無駄の無い、そして適切な」食料を奨励する

    世界的組織 : カタツムリのロゴでおなじみです。

    ピエモンテ州のブラという町にあります。

    この協会、今年で30年を迎えるそうでおめでとうございます!

     

    世界規模の大きな組織の舵を取るペトリーニ氏はとてもエネルギッシュです。

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    「仕事の途中、無性にあそこの旨いペペロナータが食べたくなってね。

    ちょうどその通り道だったからそのトラットリアへ寄ったんですよ。

    仕事の旅でヘトヘトに疲れた体を回復する意味でもね。

    そこのシェフは友人でもあってねもう随分と御無沙汰してた。

    特別立派なレストランじゃなく、普通の。

    いつものようにペペロナータを注文してね、ところがどうだい、

    それを一口食べた瞬間失望しちゃってね。

    昔食べたあのおいしい味とは違う問題外の味だったんだよ。

    そのシェフに何か違う味がするけどどうして?と聞いたら、

    材料のペペローニ(:イタリアの大きな赤や黄色緑色のピーマン)がもう昔のものとは違うんだよ、

    今はオランダ産のを使っててね、これが全部きれいで同じ形、大きさをしてるのさ、と答えてね。

    その足で、ブラ方面へ車を走らせあのペペローニが育っていたはずの畑辺りまでやって来ると、

    ビニールハウスが目についた。

    車から降りてそこで作業をしていた農家の人に聞いたら

    「いや~昔作っていたペペローニはもう今は作っていないのさ。

    誰もが、オランダ産のどれもキッチリと同じ形のが欲しくてね、

    おまけにそっちの方が安いから、と。

    じゃあ今は何を栽培しているかってその農家の人に聞いたら、

    チューリップの球根と答えたんだ。

    しかもそれをオランダに輸出していると、いや~この矛盾さにビックリ仰天したよ!」

    という具合。

    地球温暖化や後継者不足でイタリアでも農家のひと達の苦労は絶えません。

    ペトリーニ氏はわたし達消費者は一体どんな形でこの人達を支えていけるのかとは、

    「ひとつ野菜を買い求める時は勿論、家庭で食卓で出てきたもの、

    外食先でもそこに出てきた食事の材料一つひとつについて一体何処の誰が作ったんだろう、

    本当に安全な食べ物なのか」

    とちょっと気をつけてみることから始められるとも語っています。

     

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    こちらはとうもろこし畑の放水の季節の真っ盛りです。

    ZARINA

  2. 監視の場所...?!

    2016年7月19日るりこさんのItaly便り

    夏のセールが始まりました。

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    半額は当たり前、70%オフなんていうのもあります。

    モードの国イタリアですが、これに便乗してかこの時期は食品の店や他の業界でも

    セールをするところが結構あります。

    今年の夏、我が家ではズッキーニのピクルスがブームを呼んでいます。

    暑いと疲れ易くなるので皆さんクエン酸をとりましょうねぇ。

     

    さてとスカッと晴れた日、

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    バイクでブブーンとガルダ湖 まで行って来ました。

    日本でもよく知られたコモ湖より東にある湖です。

    イタリアの湖の多さはヨーロッパでも上位を占めるそうです。

    約370㎢の広さを持つ国内で一番大きい湖で、水深は約350m、ロンバルディア/Lombardia、

    ヴェネト/Veneto、 そしてトレンティーノアルトアーディジェ/Trentino-Alto Adigeと3州をまたいでいます。

    北側はキュッとつぼんだように細長く、南へ行けば行くほど広がって行く

    「じょうごを逆さまにしたような(とイタリア人は言います)」形の湖です。

    自然の真ん中に立つと昔々の氷河からこのように見事な地形がつくられたことに、その威力を感じます。

    ローマ帝国時代は地域に住むヴェローナ人にベナーコ湖と呼ばれ、

    それがゲルマン民族そして時代を経て今ではガルダ湖と呼ばれるようになったそうです。

    ガルダ湖の地名、直訳すると「監視の場所」、美しい風景からはちょっと想像もつかない地名です。

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    ガルダと名のつく地名がたくさんある中私達が訪れたのは、

    ガルダ湖の北にある町 Riva di Garda

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    気持ちいい風がスゥーっと抜ける広場に面したバール

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    犬を連れた女性、マウンテンバイクで通り抜けていくカップル、

    私たちの前にはイギリス人グループがランチ前のアペリティーヴォを楽しんでいました。

     

    観光船が行きかう近くに随分昔のポスターがありました。

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    何てエレガントなんでしょう。

    毎年数百万人の観光客が特にヨーロッパ各地から押し寄せるこの地に、

    このポスターの人達はその昔一体どこから訪れていたのでしょうか。

     

    ちょっと路地に入って行くとそこにはレストランが軒をつらね、

    外にはテーブルと椅子が置かれ食事しているすぐそばを小さな車がスレスレの状態で通って行きます。

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    ベンチに座って景色を眺める、普通のことだけれど心が安らぎます。

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    ヒューと結構なスピードでヨットが走り抜け、目を凝らすと遠くにはたくさんの帆が見えます。

     

    もう、夏のバカンスの予定はたてられましたか?

    ZARINA

  3. 夏の元気なご挨拶

    2016年7月8日るりこさんのItaly便り

    日光浴大好きのご近所のミケーラさんもさすがにマイッタ!!と言っています。
    こちらもだいぶ暑くなってきました。
    人間は勝手なもので、寒い日が続くと早く夏が来ないかな海へ行きたいな~と願い、
    こうもカ—っと暑くなると涼しいのがいいね等とボヤいたり、
    極端に暑いのは苦手だけれど、夏はスイカやメロンが美味しいので
    それを冷たくひやしてエアコンのスイッチを入れずに食べる!
    なんだか我慢大会みたいだな(笑)。
    ウォーキングで通る道の脇にあるとうもろこし畑、今年は随分と大きくなっています。

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    これがいい日影を作ってくれるのです。
    その前を通ると少し冷やっとして気持ちいい。
    日本と同じようにイタリアにも四季があって果物も同じような種類の物が市場に出回ります。
    日本と違うのはちょっといびつなものでも八百屋さんで売られていること、結構多いです。
    その季節に100%背を向けずにちょっとした工夫と知恵で
    その季節に寄りそうそんな暮らしを心がけたいものです。

    7月に入ってなおのこと、車の通行量が少なくなってきました。
    バカンスに出かけた人達もいるんだなと、いつもとは違う町の様子でも季節を感じるものです。
    サルデーニャ/SARDEGNAにバカンスに行っている友人から思いがけず絵葉書が届きました。

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    地元特産のコルク素材の葉書です。
    便利になり過ぎた世の中ですが、やっぱりこうして絵葉書や手紙を
    いただくというのは本当に嬉しいものです。

    夏になると昔テレビで流れていた
    ♪夏の元気なご、あ、い、さ、つ、、、♪
    というコマーシャルソングが一日中頭の中をグルグルと回転することがあります。
    日本はお中元の季節ですね。
    イタリアには日本のようなお中元の習慣はありません。
    ちょっと余談になりますが、友人宅に食事に招待された時、
    この季節なら色んな種類のジェラートを手土産に持って行くのはよくあることです。
    ところで、いつかザリーナを贈りたいなとひそかに思っている方々がいます。
    一人目は料理家の栗原はるみさん、日本の美味しい家庭料理が食べたくなった時、
    いつもお世話になっているシンプルで美味しいはるみさんのレシピ本はいつもキッチンに。
    イタリア語版でこれが結構売れたらしいです。
    はるみさんはブルーがお好きというとこで、

    1553.jpg やっぱりサルデーニャブルーを。

    そういえば昔お世話になった、今は素敵なシャツ屋さんのご主人をなさっている
    お洒落なあの方にもこの色でしたっけ?
    そしてもうおひと方は三鷹の森ジブリ美術館の館主 宮崎 駿さん、そう宮崎監督です。
    監督引退後もきっとご活躍なさっていらっしゃるのでしょうね。
    数年前に帰国した時かねてからの念願だったジブリの森美術館におじゃまして参りました。

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    映画が生まれるまでの工程を再現した各部屋があり
    その中で監督の作業場とされていた部屋が復元されたそこに赤いマグカップがあったのです。
    素敵な形をした薪ストーヴの上にちょこんとのったマグカップ、あれが忘れられないのです。
    そんなことから宮崎氏には赤いザリーナを。

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    贈る方の趣味や好きなものを思い浮かべながらプレゼントを贈るというのはこれまた楽しいものです。
    その人が喜ぶ顔を想像しながらだとなおさらです。

    私たちの生活に潤いを与えてくださるお二人に、いつか是非ザリーナを贈りたいと思います。

    ZARINA


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