ダッチウエストジャパン製品カタログ
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Stove Pipe Catalog煙 突プラン例煙突の設置を考えるにあたり薪ストーブは他の暖房装置と異なり、強制的なファンなどはいっさい使用せず、自然の上昇気流(ドラフト)だけで燃焼し、煙を排出しています。そのため、薪ストーブを正常に燃焼させ、スムーズに排煙を行わせるためには、正しい煙突の設置が非常に重要です。新築の住宅に取り付ける場合には、ストーブ設置業者、工務店等と相談のうえ、設計の早い段階で組み込むようにし、無理のない設置をしましょう。煙突の設置場所と高さ設置条件等から煙突の設置場所が決まると、次の段階は煙突をどのくらいの高さまで伸ばせば良いのかということになります。薪ストーブを正常に燃焼させるためには、燃焼方式や設置状況にもよりますが本体からトップまで4m以上の煙突の高さが必要となります。横引き煙突がある場合は、横引き1に対してその後の立ち上がり煙突は3~4必要になります。この時は必ず屋根よりも高い位置に伸ばすようにすることが大事です。しかし、この高さは屋根の勾配や棟からの位置によって異なるので、その場合は下の図を参考にして下さい。ただし、急勾配の屋根の場合、この条件を満たすことが困難な場合があります。その場合は、できるだけ棟に近い位置に設置するようにして下さい。しかし、これらの条件を満たしたとしても、設置箇所近くに高い木や建物等がある場合は、乱気流が発生し煙の逆流現象が起こる場合もあります。そのような時は、さらに煙突を伸ばすか、逆流防止用トップの取り付けなどの対策が必要になる場合もあります。煙突の設置方法煙突はまっすぐ立ち上げる方法が理想的です。2階に部屋がある場合や、屋根が瓦などの場合は、どうしても曲げて壁から出す方法を考えがちですが、弊社では専用部材を揃えていますので、まっすぐ立ち上げてもまったく問題はありません。しかし、やむをえず壁から出す場合は、できるだけ横引き部分を短くし(1m以内)、曲がりの使用をできるだけ少なくすることが必要です。メンテナンス煙突の性能を維持するためには、煙突のススやゴミを取り除く必要があります。使用状況や使用する薪の種類などによってさまざまですが、最低でも1年に1度は煙突掃除をすることをお薦めします。煙突設置プラン豊富な煙突部材により、設計に合わせてさまざまなバリエーションに対応可能です。ここでは弊社専用部材を使用した、煙突取り付けの代表的な例を紹介いたします。SUS304※配管は外周基礎を貫通し外気を取り入れます。煙突設置の基礎知識Stove Pipe Catalog煙 突

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