ダッチウエストジャパン製品カタログ
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バイパスダンパーロッカーグレート灰受皿ブラスハンドル耐熱ガラス窓バイパスダンパーハンドル対流空気吸入口後部対流室上部対流室一次燃焼室温風吹出口二次燃焼室キャタリティックコンバスター 寒い朝、氷室のように冷え切った室内で、新しく火を起こすのは辛いものです。しかし、密閉型のダッチウエスト・ストーブには、前の晩の火が残っているので、空気取込口を開き、新しい薪をくべるだけで、火はすぐに元気に燃え始めます。寒冷地に住んだ経験のある人なら、これがどれほどありがたいことか、身にしみておわかりいただけることでしょう。 さて、ストーブは低温で長時間運転すると、未燃焼ガスである煙が多く発生します。マッキニーは、最新の燃焼テクノロジー、「キャタリティック・コンバスター」を利用することで、この煙を低温状態で燃えるようにしたのです。コーニング・ガラス社が、開発したばかりの触媒(キャタリスト)は、貴金属の白金、パラジウム、ロジウムをコーティングした蜂の巣状のセラミック部品で、通常なら燃えない低温の煙が、この触媒の作用により、煙突に抜ける直前に二次燃焼されるのです。(通常、煙などは600℃以上にならないと燃えませんが、この触媒をつけると、250℃で燃えるようになります)。この結果、煙(排出ガス)は90%もクリーンになりました。煙が燃える分だけ、薪の消費量も少なくてすみました。キャタリティック・コンバスターは高価でしたが、来るべき時代を読む 社名のダッチウエストですが、ダッチはオランダ人のこと、ウエストは西という意味です。世界貿易の発祥の地はオランダの西であり、オランダ人は帆船貿易で一時は世界を制覇した国です。ブルース・マッキニーは、彼の作った薪ストーブは、薪ストーブの革命だと信じていました。なにしろそれまでは、薪ストーブは煙を多量に出す大きな金属の箱でしかなかったわけですから。マッキニーは貿易によって文明の明かりがオランダから未開の国々へ灯されたように、彼の技術が世界のストーブ愛好家へ広まってほしいという思いをこめて「ダッチウエスト」と名づけたのでした。 マッキニーの“使いやすい薪ストーブ”という発明は、その後世界に広がりました。今や世界中の薪ストーブにそれらが採用されているのを見るとき、感慨深いものがあります。そして、今もなお進化しつづけているダッチウエストは世界の薪ストーブのお手本です。マッキニーが、"ダッチウエスト"という社名に込めた思い図は1984年製フェデラル コンベクションヒーター ラージ煙の吸い込みを強くすることができます。燃焼に影響を与えることなく、灰を安全に取り除くことができます。■キャタリティック・コンバスタードアは正面だけでなく、側面にもあります。長い薪はサイドドアからの補給が大変便利です。煙突をさしこむフルーカラーは、上方、後方のどちらにも接続できるように設計されています。●50% 熱効率アップ ●25% 薪消費節約●90% 煙を燃焼※触媒は現在ステンレス製に変更になり、 再燃焼開始温度は220℃に下がっています。■サイドドア■バイパスダンパー■灰受皿専用ドア■リバーシブルフルーカラー1984年に、世界で初めてキャタリティック・コンバスターを搭載ダッチウエストが世界で初めて採用し、多くのストーブメーカーが取り入れた特徴力のあったマッキニーは、これを標準部品として使うことにしました。こうして1984年、マッキニーはフェデラルコンベクションヒーターに世界で初めてキャタリティック・コンバスターを搭載したのです。

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