ダッチウエストジャパン製品カタログ
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1984年製 フェデラル コンベクションヒーター エクストララージ FA288CCL1986年、アメリカで最初の排煙規制が始まる■フェデラル コンベクションヒーター ラージ  FA264C オレゴン テスト平均熱効力 78.8%平均排気煙 1.2g/h1986年、アメリカで最初の排煙規制が始まる キャタリティック・コンバスターの採用は時代を先取りしたものでした。1986年から、アメリカではストーブの排出ガスに対してより厳しい規準が設けられるようになりました。1986年に最初の規制がオレゴン州でしかれ、1988年にはアメリカ環境保護庁(EPA)がこれを全国的な規制にしました。全国の小規模ストーブメーカーにしてみると、厳しい環境基準をクリアするには研究開発費や設備投資など多大な資金が必要でした。こうして、ストーブ業界の統合が進み、結果的にメーカー数は数十にまで減少してしまいました。後年(1993年)、EPAは業界を救済するために、1988年の規制よりゆるやかな排出ガス規準が適用される“クリーンバーニング・ストーブ”を認可しました。つまり、触媒の付いていないストーブの排出ガス量は、7.5g/h以下で許可がおりるようになったのです。これにより、諸メーカーは製作コストを下げることができ、生き残りが可能になったのです。 現在、市場では、機種の多さ、性能面での改善・向上ゆえに、クリーンバーニング・ストーブの方が主流であるかのように思われています。しかし、排気煙の浄化性と熱効率は、触媒の付いたストーブの方が優れています。そのためアメリカでは、触媒付きストーブにはより厳しい、4.1g/hという規制が課されています。厳しくとも、触媒付きであれば容易に達成可能な数値だからです。

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