ダッチウエストジャパン製品カタログ
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ランドとして、また、個性として尊重しているということです。合理化によって無駄な部分を取り除き、設備や研究・開発に資金を集中させ競争力のある商品作りを行う一方、ダッチウエストやマジェスティックの伝統的な技術・魅力を残す戦略や経営方針をとっています。2013年に「バーモント キャスティングス グループ(VCG)」と社名を変更しました。 2014年10月には、世界一上場審査が厳しいとされるニューヨーク証券取引所に上場している大手オフィス家具メーカー HNIコーポレーション(HNI社)を親会社とする、ハース&ホーム テクノロジー(HHT社)と経営統合しました。HNI社は、傑出した独特の価値観で動くオーナー文化があり、VCGも主導権をもって会社運営が行えます。この統合により、VCGは財政基盤の安定化をより強いものとし、新製品開発や設備投資が行いやすい環境を整えました。HHT社の傘下には、名だたるストーブメーカーを多数有し、VCGが加わったことで、名実ともに北米最大のハース製品メーカーとなりました。国内外の市場でも高いシェアを保持し、資本や組織も含め、強力な基盤の下、ダッチウエスト・マジェスティックはさらに進化し続けることでしょう。クオリティの高いランドルフ工場環境への配慮がされた 薪ストーブ製造ライン VCGは、ケンタッキー州・パリス工場、バーモント州・ランドルフ工場を持っています。パリス工場では、薪暖炉やガス暖炉が洗練された設備の中で製造されています。また、ランドルフ工場では薪ストーブが製造されていますが、ランドルフ工場は、非常にクオリティの高い鋳鉄製品を作ることで定評があります。それは他社の国内外の薪ストーブメーカーのOEMも行われているほどです。研究・開発部門では、EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)の厳しい排煙基準をテストしており、コンプライアンスを重視し、また環境への配慮も施した工場です。厳格の職人が紡ぎ出す質の高い鋳鉄製薪ストーブ ランドルフ工場で製造する鋳物は、「Made in USA」にこだわるVCGの要です。溶鉄を流しこむ砂型の原料「砂」にまで、国産品にこだわっています。 良質な砂へのこだわりは、良質な鋳物製品には必要不可欠だからです。鋳物の原料となる鉄には、環境への配慮から再生鉄を使用していますが、長年の研究によってバージン鉄100%と変わらない品質を維持できる技術を持っています。ランドルフ工場の製造段階での厳しいチェックを通った鋳物の各パーツを組立てストーブは完成します。製品に落ち度がないか、ゆったりとした組み立てラインには常時30人ほどの熟練工が作業にあたっており、よどみなく組み上げていきます。ひとつひとつ丁寧に作られるVCGの製品ですが、ダッチウエストジャパンでは、日本の皆様へご満足いただけるよう、自社での検品体制にも万全を期しております。もちろん薪ストーブだけではなく、薪暖炉からアクセサリー、消耗部品、交換用パーツにいたるまで在庫をストックし、お客様のご要望に100%お応えできるよう努めております。アメリカで唯一部品の鋳造からストーブの組み立てまで一貫生産。鋳物の製造はバーモントのランドルフ工場で行っています。砂型から作られた鋳物製薪ストーブの部品は、一つひとつ人間の目によって厳しいチェックが行われています。コンベクションヒーターの組み立て風景。全て人間の手によって組み立てられます。溶鉱炉から取り出した溶鉄をコンピューター制御の連続鋳造機によって砂型に注入します。日本に向けて出荷するため、ストーブを木枠で梱包。輸送途中に万が一のことがないようチェックに余念がありません。砂型から出された鋳物は人間の目によって厳しくチェックされます。修正可能なものはグラインダーで削って仕上げます。排気ガスの量や成分の分析も常に行っています。Made in U.S.A. 100%

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