ダッチウエストジャパン製品カタログ
20/160

 自動車の場合、触媒のおかげで排気ガスはきれいになりますが、触媒が熱くなりすぎると排気温警告等が点灯します。ストーブの場合は、この触媒から発生した熱も暖房効果として有効に利用されています。 ダッチウエストの触媒は、特殊ステンレス鋼板にパラジウム、ロジウム等のレアメタルの微粒子を独自の方法で保持させたものです。パラジウム、ロジウムの粒子は200℃以上で自己の体積の100倍以上の酸素を吸着させる能力があり、触媒内は酸素の海のような状態になっています。しかも吸着した酸素は、極めて反応しやすい状態になっていて、すぐれた酸化活性を発揮します。 この酸素の海で酸素(O2)は煙成分である炭化水素(CmHn)、一酸化炭素(CO)、水素(H)と簡単に反応して発熱します。また、これらの煙成分がこの海を通過すると酸素(O2)と反応し二酸化炭素(CO2)、水(H2O)に完全に酸化分解されます。結果としてきれいな排気煙になります。排気マニホールド排気マフラー自動車の排気システム(一例)触媒コンバーター遮熱板H2O、CO2(クリーン)熱規制の厳しい自動車業界で採用されている排気システムをダッチウエストの薪ストーブに搭載。ダッチウエスト 世界で初めて薪ストーブに触媒を付けたパイオニア触媒が理想的な所にあるダッチウエストのストーブキャタリティックコンバスター(触媒)とはキャタリティックコンバスターのセル構造の働き触媒を用いないと煙(CmHn)を二酸化炭素(CO2)と水(H2O)に完全分解させるためには700~800℃という高温が必要ですが、触媒を用いると(ステンレス製200℃・セラミック製250℃)という低温で完全分解させることができます。その他に臭いの元となる揮発性有機化合物(VOC)も酸化させ無臭化させます。結果としてより少ない燃料でより長く燃焼させることができます。1.2.3.4.5.6.7.二次燃焼用空気三次燃焼室リフトラクトリーエアーディストリビューター二次燃焼室バッフル一次燃焼室キャタリティックコンバスター触媒が上部にある利点酸素レアメタル粒子アルミナコーティング一酸化炭素 CO二酸化炭素 CO2炭化水素 CmHm水 H2O酸素分子が分裂しながら触媒表面へ可燃性ガスの燃焼煙が自然な流れで無理なくストーブ内をめぐり排出される為、臭いが少ないバッフルを設けることで、直火で触媒を壊す恐れが少ない触媒を熱い火床から離して設置できる触媒の熱をインナートップを通じて、4つのサイドパネルへ逃しているキャタリティックダイヤルからの二次燃焼用空気で、触媒を冷やすこともできる常にプローブ温度計で触媒温度を監視できるキャタリティックコンバスターの交換、メンテナンスが容易

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です