ダッチウエストジャパン製品カタログ
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※「ランドルフ」「ベセル」の燃焼システムは、 この説明とは若干異なります。焼効率とクリーンな排気を実現◀エンライトは、上部の一部分、背面、底面が二重構造、両側面と正面が一重構造となっており、輻射熱式と対流熱式の長所を合わせた“複合式”を採用しています。ダッチウエストの伝統ともいえる分厚い鋳物構造によって、表面温度を抑えつつ遠赤外線を大量に放出します。◀クリーンバーン燃焼は、一つの燃焼室内で一次燃焼・二次燃焼の二つの燃焼を行います。ストーブ後部にある自動温度調節付空気取入口から入ってきた一次燃焼空気は、内壁内空間を通りながら暖められ、前面ガラス窓の上部からガラス面に強く吹き付け、ガラスが曇るのを防ぎます。キャタリティックコンバスター(触媒)◀煙はキャタリティックコンバスターへ入る前に、バッフルで過流をかけられ、エアーディストリビューターから出てくる新鮮な空気と混ぜられます。その煙をキャタリティックコンバスターが低温でも強力に発火させ、燃焼させます。結果として煙はきれいになり、さらに非常に高い熱効率を得ることができます。 ダッチウエストが使用しているキャタリティックコンバスターは“空気浄化発熱触媒”を行うためにステンレス・スチールにレアメタルであるパラジウムを被覆しています。触媒を用いない従来の燃焼方式の薪ストーブでは薪がすぐに燃え尽きてしまいますが、キャタリティックコンバスターを用いると、暖かさを長時間保つことができます。このパラジウムは常温でも電磁波(遠赤外線)を放出していますが、熱エネルギーとの相乗効果で強力な温熱効果が得られます。これは生育電磁波といわれ、細胞の活性化、血流の回復等、身体の芯から暖かさが感じられます。また、炎症疾患や慢性疾患にも効果があるといわれています。二次燃焼用空気の流出模式図 二次燃焼用の空気は、図のシューリフラクトリーの空気孔から吹き出します。燃焼室の周りを回って高温になった空気は、煙(可燃ガス)に乱流と攪拌を起こさせながら薪にまんべんなく行き渡ります。耐火セラミック製のシューリフラクトリーは、この段階で800℃に達します。ここに希薄化した可燃ガスが触れることで再燃焼が促進されます。 薪から発生するガス化した煙は、耐火レンガが発する高温とエアーチューブから吹き出される二次燃焼空気によって再燃焼し、煙は90%以上燃焼するため清浄な排気となります。これをダンシングフレーム現象と呼び、美しい炎のゆらめきを楽しむことができます。ダンシングファイヤー

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