ダッチウエストジャパン製品カタログ
45/160

 世界で初めて触媒装置を搭載したダッチウエストが目指したのは、さらなる高みでした。それは、触媒技術を使わずに高効率・低燃費の薪ストーブを作り出すことです。もちろん触媒装置を使うことでアメリカ環境保護局のお墨付きをもらっているので何ら問題はなかったのですが、ダッチウエスト・スタッフたちのユーザーと地球環境を考えた取り組みによって、リーンバーン燃焼という高効率・低燃費のシステムを搭載することに成功しました。 そのリーンバーン燃焼を搭載したモデルがエンライトです。エンライトは、サイズ別に3タイプが用意されています。コンパクトタイプのFA247(スモール)の最大熱出力は10,100kcal/hで、幅・奥行きともに61cmとは思えないほどのハイスペックです。また、ミディアムサイズのFA248(ミディアム)の最大熱出力は13,100kcal/h、最も大きなFA249(ラージ)はなんと17,600kcal/h。どれをとってもサイズからは想像できないパフォーマンスを秘めていて、一まわりも二まわりもビッグサイズの薪ストーブに匹敵します。 新たに追加されたホーローの欠けづらい“バーモントナイト”は、コバルトと他の金属を混合して実現した深い味わいをもつホーローの藍色です。このバーモントナイトは通常のホーローより堅牢で、多少の衝撃を受けても欠けづらくなっています。ストーブ組み上げ工場の工場長がわざと天板を床に落としてみたところ傷ひとつできなかったという事実からも、その高いチップレジスタンス性(欠けにくさ)が証明されました。 エンライトは、キャタリティック燃焼のフェデラルコンベクションヒーターやセネカ・セコイアと同様に、すっきりしたフォルムの中に重厚感漂う、ダッチウエスト伝統の鋳物製の薪ストーブです。鋳物は熱とともに膨張・収縮しますが、ガラスも同様に膨張・収縮します。ところが困ったことに、鋳物とガラスの膨張率が異なるために、通常の耐熱ガラスを使用すると、ガラスが割れてしまいます。エンライトが採用しているクリアな耐熱ガラスは、熱膨張率のほとんどない特殊な耐熱ガラスなので安心です。もちろん、ガラスは一次燃焼空気を利用したエアーウォッシュ機能によって常にクリアに保ちます。 メンテナンスもエンライトなら簡単です。通常の薪ストーブは、密閉性を保つために接合部に耐火セメントを使用するのですが、エンライトは耐火セメントをいっさい使用していないので、部品交換はいたって簡単で、大幅なメンテナンス時間の短縮ができます。最新のクリーンバーニング “リーンバーン燃焼”見える部分も、見えない部分も ユーザーフレンドリー10時間1.41g/h48cmカラー最大熱出力最大暖房面積燃焼効率希望小売価格クラシックブラック/バーモントナイト10,100kcal/h(11.7kW)130m²(約79畳)72.0%クラシックブラック380,000円(税抜)バーモントナイト440,000円(税抜)最大燃焼時間排気煙量最大薪長さエンライト スモール FA247 / FA247VN少ない燃料で最大の熱エネルギーを得る最新燃焼技術です。従来のノンキャタリティック(非触媒)型の薪ストーブに比べて6時間程度も長く燃焼させることが可能です。一次燃焼空気は、燃焼のためだけに使われることはありません。本体後方下部から入った空気は、暖められながらガラス窓の上部に達してガラスに強く吹き付け、いつでもクリアな視界を確保します。鋳物よりも高温に耐えられ、高い蓄熱性をもつ耐火セラミックを燃焼室内に張り巡らせています。素早い二次燃焼への移行を確保し、蓄熱による長時間の放熱効果が得られます。鋳物同士の接合部には、耐火セメントが使われるケースが多いのですが、エンライトには耐火セメントをいっさい使っていません。これによって、搬入時の分解組み立てやメンテナンス・部品交換が大幅に時間短縮できます。リーンバーン燃焼-触媒を使わず煙を希薄燃焼させる常識を覆す燃焼方式■エンライト スモール FA247/FA247VNFA247VNバイパスダンパー鋳鉄製構造灰受皿外気導入可能エアーカーテン薪ストーブWoodstoves Catalog

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です