ダッチウエストジャパン製品カタログ
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 エリートは、鋼板というフレキシブルなデザインが可能な素材を採用しているため、より自由度の高い解き放たれたフォルムをしています。天板にある標準装備の鋳物製のエアーガイドを取れば、広大な面積のグリドルが出現します。もちろんエアーガイドを装着していても十分な広さのスペースを確保していますが、ケトルやキャセロールがいくつも載せられますから、美味しい薪ストーブクッキングをお楽しみいただけます。 鋼板製のボディーをもつエリートですが、エアーガイドとアッシュリップ、そしてアーチ型のフロントドアは鋳物を使っています。大きな耐熱ガラスを支えるために、頼りになるドアです。この広いガラスエリアを常にクリアにするために、熱くなった一次燃焼空気がガラス窓の上部からガラス全体をめがけて常に吹き付けています。美しいクリーンバーン燃焼の炎を心ゆくまでお楽しみいただけます。美しいクリーンバーン燃焼を堪能できる広いガラスエリア10時間4.4g/h56cmカラー最大熱出力最大暖房面積燃焼効率希望小売価格クラシックブラック13,900kcal/h(16.2kW)186㎡(約113畳)70.8%360,000円(税抜)最大燃焼時間排気煙量最大薪長さクリーンバーンによる見事な再燃焼。まるで炎がダンスを踊っているようです。この再燃焼によって、排気煙は飛躍的にクリーンになります。エアーガイドありエアーガイドなしエリート ラージ FA200Lクラシカルな風貌ながら最新のシステムを採用複合式暖房の鋼板製薪ストーブ■ エリート ラージ FA200L鋼板製構造灰受皿エアーカーテンヒートシールド装備 薪ストーブを発明したアメリカでは、自動車の排出ガスだけでなく、薪ストーブの排出ガスもEPA(環境保護庁)によって厳しい規制がかけられています。この規制をクリアすることができず廃業を余儀なくされ、数千あった薪ストーブメーカーは二桁にまで落ち込みました。企業は厳しい義務を課せられましたが、地球環境という観点からみると結果的にしかたなかったことでしょう。薪ストーブメーカー各社は、こぞって新しい技術を開発しました。その厳しい環境基準をクリアした燃焼方式の代表が“キャタリティック(触媒)燃焼”です。ダッチウエストは、いち早くこの触媒技術によってEPA基準をクリアしました。この他にも、エンライトが採用している“リーンバーン燃焼”があり、これもらくらくとEPA基準をクリアしています。 そこで、ダッチウエストでは、もう一つのクリーンバーニング燃焼である“クリーンバーン燃焼”の研究を始め、エリートの全モデルとエントリーに搭載しました。 1つの燃焼室で2回燃焼させるクリーンバーン燃焼は、構造もシンプルであるため、メンテナンス性が高く、消耗部品も少ないという特徴をもちます。一次燃焼で発生した煙(可燃ガス)は、真上にあるバッフルにぶつかり、煙突へ向かうスピードがゆるみます。そこに新鮮な二次燃焼空気が吹き込み、再燃焼を促します。再燃焼して不純物がほぼ燃え尽きた煙は、次々と生まれる可燃ガスによって煙突へと押し出されます。これがクリーンバーン燃焼のしくみです。シンプル構造のクリーンバーン燃焼燃焼室内は、四方を耐火レンガで囲み、蓄熱性、断熱性を高めています。燃焼室上部に見える一列に開いた孔が二次燃焼空気の噴出口です。一次燃焼で燃え残った可燃ガスに再び酸素を与えて再燃焼させる仕組みで、クリーンバーン燃焼といいます。スモール・ミディアムラージ鋳物製のエアーガイドを外すと、広大なストーブトップが現出します。素敵な薪ストーブクッキングをお楽しみいただけます。燃焼室底面にある耐火レンガの一部は、このように外すことができ、ここから溜まった灰を灰受皿に落とすことができます。エリートには、独立した灰受皿が装備されています。燃焼中でも灰受皿にたまった灰を簡単に捨てることができます。薪ストーブWoodstoves Catalog

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