ダッチウエストジャパン製品カタログ
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 今をときめく高性能薪ストーブを製造し続け、多くの薪ストーブオーナーから敬愛されているバーモント州。フランス語に源をもつバーモントとは、緑の山を現します。その名の通りバーモント州にある緑の山々は、冬になれば数メートルも積もる雪に閉ざされてしまいます。厳冬に対抗するには薪を燃料とした薪ストーブが最高のアイテムです。実際にバーモント州の煙突の普及率は95%とも言われています。中でも高性能薪ストーブの製造工場のある町ランドルフは、ダッチウエスト薪ストーブを製造している鋳物製薪ストーブの故郷です。その名を冠されたのが、コンパクトながら高熱出力を発揮する鋳物製薪ストーブ“ランドルフ”です。見た目はコンパクトながら、最大熱出力はこのクラス最高の9,300kcal/hを発揮するため、広い部屋でも暖房可能です。 ランドルフには、ダッチウエストの伝統とも言えるバイパスダンパーが装備されています。このバイパスダンパーは、着火時の燃焼室内の温度が低いときに威力を発揮します。バイパスダンパーを開けていれば、直接煙突へ排気が抜けるために空気の動きが大きく、次々と新鮮な空気が送り込まれて素早い安定燃焼を促してくれます。また、薪の補給時にもバイパスダンパーを開ければ煙が室内に漏れ出すこともありません。 ランドルフが燃焼のために利用する空気は、薪の前と後ろから供給されるため、燃焼室の中心にある薪に効率よく吹き注ぎます。安定燃焼となってバイパスダンパーを閉めると、燃焼室の後ろにある二次燃焼ルームで二次燃焼が始まります。一次燃焼だけでは燃え切らない可燃ガスが二次燃焼ルームでさらに高温となって再燃焼し、71.7%という高い熱効率を引き出します。 ランドルフは室内を暖めるだけでなく、体の芯から温めるという得意技ももっています。クッキングトップを開けるとダイレクトに燃焼室となっているため、煮込み料理だけでなく炒め物も簡単にできます。 また、コンパクトなボディーながら、ロッカーグレートを装備していることにより、外からの操作で灰を灰受皿に落とすことができるため、燃焼室内の温度が下がることがありません。このように、薪ストーブができることをすべてコンパクトなボディーに詰め込んだランドルフですが、デザインという面でも微に入り細にわたってダッチウエストのこだわりが感じられます。たとえば、左右側面にはバーモント州の四季を現したレリーフが刻まれ、薪ストーブの聖地に思いをはせることができます。さらに、フロントドアの上部のDUTCH-WESTの刻印が名門薪ストーブメーカーのプライドを現しています。 ランドルフを所有することは薪ストーブの中の薪ストーブを所有することに他なりません。ダッチウエストの伝統“バイパスダンパー”エッセンスが詰まったコンパクトボディー燃焼室から独立した灰受皿を標準装備。フロントドアを開けて灰受皿を引き出すだけで、簡単にたまった灰の処理が行えます。フロントドアを開けたときに薪のこぼれ落ちを防ぐフロントグレートが標準装備されています。高さ調整機能付きです。向かって右側面にあるレバーを前後することで、燃焼室にたまった灰を灰受皿に落とすことができます。燃焼中でも操作できるため、燃焼温度が下がる心配がありません。着火時にはバイパスダンパーを開けて、素早い安定燃焼を図り、安定燃焼時にはバイパスダンパーを閉めて二次燃焼によるクリーン燃焼を図ります。付属のハンドリフターで持ち上げているのがクッキングトップ。薪の補給もご覧の通り簡単に行えます。このクッキングトップは燃焼室からダイレクトに熱せられる機構にしてあるため、クッキングトップでの料理の幅を広げます。6時間6.9g/h40cmカラー最大熱出力最大暖房面積燃焼効率希望小売価格クラシックブラック9,300kcal/h(10.8kW)92㎡(約56畳)71.7%280,000円(税抜)最大燃焼時間排気煙量最大薪長さ本体両側面には、薪ストーブの聖地バーモント州の四季を描いた美しいレリーフが彫られています。向かって左側面には秋と冬、右側面には春と夏が描かれています。開閉左側面右側面ランドルフ FA210薪ストーブの聖地の名を冠したコンパクト&ハイクオリティー“ランドルフ”■ ランドルフ FA210薪ストーブWoodstoves Catalog自動温度調節機能バイパスダンパーエアーカーテン外気導入可能鋳鉄製構造灰受皿ロッカーグレート

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