ダッチウエストジャパン製品カタログ
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ダッチウエストジャパンのシングル煙突は、薪ストーブ用の煙突としてはとても珍しい、レーザー溶接テクノロジーを駆使して作られたシームレス溶接です。レーザー溶接は、溶接機自体が高価であるのに加え、操作が非常に難しいことなどから、煙突の接合には敬遠されてきた溶接方法です。しかし、レーザー溶接による接合部の仕上りは、他の溶接方法によるものとは比較にならない美しさと強度をもっていることから、美しい鋳物ストーブとの釣り合いを考え、当社ではいち早くレーザー溶接機を採用し、高品質な製品を製造しています。●薄板の溶接が可能 薪ストーブなどの固形燃料を燃やす機器には、鉄製の場合板厚0.6~0.8mm、ステンレス製(SUS304、SUS316)の場合は0.4~0.6mmのものが適していると言われています(外国製の二重煙突の内筒に使われているのもこのサイズです)。鉄板は、クレオソートなどの不純物が付着すると錆や腐食が出るので、厚板を使わなければなりませんが、ステンレスの場合は錆や腐食に強いので、薄くても大丈夫なのです。しかし、ここで問題なのは、通常の溶接(アルゴン溶接)では、薄板の溶接ができない点です。アルゴン溶接は高熱を出すため、その熱で薄板が歪んでしまい、接合ができなくなります。その点、特殊光線を使用するレーザー溶接は、比較的低温でも接合が可能なのです。●軽量化レーザー溶接によるダッチウエストジャパンのシングル煙突は、板厚0.5mmのSUS304を採用しています。同じ素材の板厚0.8mmのものに比べると、30%以上軽くなりますからストーブや建物への加重負荷を大幅に減らせるだけでなく、取り扱いが非常に楽で、高所での作業にも適しています。さらには、薄板であればあるほど熱伝導が早いので、急激に加熱された結果強いドラフトが生まれ、これにより、排煙がスムーズに行われるという利点もあります。●高い精度レーザー溶接は、素材同士を突き合わせて接合するため、わずか数ミリの違いがあっても接合はできません。そのため、設計段階から最終工程に至るまで、一貫した高い精度が求められます。とくに、30°・45°・90°・T字曲りは3次元的な接合になるため、その接合はさらに難しく、設計精度だけではなく、熟練職人の高度な技術が伴わないと製作できません。●美しい仕上がりアルゴン溶接は、溶接棒を高温で溶かし、その溶けた物質が素材同士を接合させます。接合面に溶けた溶接棒の跡が残り、仕上りはきれいではありません。きれいに仕上げるには、その面をさらにヤスリなどで磨かなくてはなりません。一方、レーザー溶接は、接合される素材自体を特殊光線で溶かしながら接合していきますので、その溶接の痕跡は僅か1mm程度。黒塗装を施したものに至っては、接合面がどこにあるのか見分けがつかないほどです。(左写真)●堅牢な構造わずかな歪みもない高精度製品の剛性は、同厚のハゼ折り煙突に比べて、2倍以上の強度があります。●低価格化レーザー溶接であるため、連続大量生産が可能になり、また板厚を薄くすることで、大幅な低価格化を実現させることができました。レーザー溶接煙突の特徴レーザー溶接を採用した高品質シングル煙突ホーロー煙突マジェスティックでは、さらに高級感溢れる雰囲気を演出するよう、ホーロー煙突をご用意しています。エレガントさが際立つ姿は、まるで精細に作られた工芸品のよう。それはまさに、家族が集うリビングのシンボルです。また、仕上がりの美しさと強度を考慮し、シームレス溶接を採用。色はレッドとマジョリカブラウンの2色です。もちろん様々な設置に対応できるよう、直筒から曲りなど各種取り揃えています。マジェスティックシリーズをよりエレガントに演出するStove Pipe Catalog煙 突3601(レッド)/3691(ブラウン):直筒304mm3611(レッド)/3692(ブラウン):直筒609mm3631(レッド)/3694(ブラウン):自在式50~430mm3621(レッド)/3693(ブラウン):90°曲り3641(レッド)/3695(ブラウン):45°曲り18,000円(税抜)26,000円(税抜)23,000円(税抜)31,000円(税抜)29,000円(税抜)Stove Pipe Catalog煙 突

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