ダッチウエストジャパン ストーブカタログ2017
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セネカとセコイアは、燃焼の方式だけでなく、熱の放出システムにおいてもフェデラルコンベクションヒーターと同様の方式を採用しています。暖かさを、鋳鉄のストーブ本体表面から直接感じる輻射熱と、二重構造の本体から穏やかな対流を起こし、室内全体を暖める対流熱の、双方の利点を兼ね備えたダッチウエスト独自の複合システムを備えています。本体底面から吸い上げられた冷えた空気は、三次燃焼室に隣接した最も高温である空間を通って吹き出し、驚くほどの早さで部屋全体をあたためてくれます。卓越した性能と美しいデザイン性で人々を魅了する薪ストーブ世界最高峰の薪ストーブ「フェデラルコンベクションヒーター」。その卓越した性能を受け継ぎ、ファッショナブルでモダンなデザインへと洗練させたのがセネカとセコイアです。直線を基調としたフォルムに弓のしなりのような穏やかな曲線が描かれたデザインは、オフシーズンでも存在感を放つ質の高いインテリアともいえます。フェデラルコンベクションヒーターと同様にキャタリティックコンバスターを搭載し、二次燃焼、三次燃焼のトリパワー燃焼で、モダンなデザインからは想像もつかない、豊かなぬくもりが広がります。室内を隅々まで暖める複合型システム建築基準法の改正で、新築の住宅に換気システムの設置が義務づけられました。室内の空気を利用する薪ストーブを高気密・高断熱の住宅でもお使いいただくために、セネカとセコイアには、オプションで外気導入キットを取りつけることができます。本体の背面にダクトを接続し、外気を直接火室内に導入して燃焼させることができます。外気燃焼方式の場合でも、熱の放出システムは輻射熱と対流熱の複合型です。高気密・高断熱の住宅にも、室内全体に薪ストーブの豊かなぬくもりが行き渡ります。高気密・高断熱の住宅にも薪ストーブのぬくもりをローマの哲学者の名を冠したセネカアメリカの大杉の名を持つセコイアセネカ・セコイア❶❷❸❹セネカとセコイアの構造一次燃焼空気は、本体背面の吸入口から吸い込みます。それは火室内のまわりを通ってくるので充分暖められており、エアーカーテンとして常にガラスを洗浄します。最高の熱効果を達成するために、新鮮な二次燃焼空気がキャタリティックコンバスターへ入る前の煙と充分混合します。ハニカム状のキャタリティックコンバスターは220℃の温度で煙を燃焼させます。セネカとセコイアは室内を輻射熱と対流熱によって暖めます。対流熱は熱せられた空気の循環です。冷たい部屋の空気は薪ストーブ下部より吸入されて、燃焼室のまわりを回り熱せられます。熱せられた空気は、上部吹出口から部屋に戻されます。キャタリティックコンバスターを擁する部屋は、耐火材に囲まれた三次燃焼室となっています。この耐火材は完全燃焼に必要な高温を保持します。プローブ温度計はコンバスターの温度を常にモニターします。❶❷ ❸❹40

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