Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

Wood Life

ストーブのある暮らし

限りある化石燃料に以前から疑問符

「どうして家の中がほっこり暖かいの?」と、子どもたちはデジタルでは得られない経験を積んで成長していく

宮崎駿のアニメに「ハウルの動く城」という作品があり、“火”がストーリーの中で重要な位置を占めます。お子さんたちは、実際に自分の家で薪ストーブが燃える様子と、その壮大なイメージをリンクさせているのか、瞳をキラキラ輝かせながらストーブの前に陣取っているそうです。農業を営むSさんはシソも栽培し、郷土料理のシソ巻きの工房を構えていますが、化石燃料には以前から疑問を持ち、工房で薪ストーブを使用。そうした経緯もあり、新築時の薪ストーブの導入はごくごく自然でした。機種は伝統的なデザインを重視し、そのクラシカルな雰囲気が木を基調とした室内にマッチ。「薪ストーブのある冬の生活は良いですね」という語り口調からも、暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきました。

朝、目覚めたときでも寒くない工夫は、夜寝る前の熾火(おきび)にあると思います。まず薪を隙間なくキッチリと並べ、空気を取り込む部分を絞り込むようにしておくと、朝までほのかな暖かさが持続し、寒い朝を迎えることもありません。コレはわが家で実践している成功例です。寝ている間も、火があるからといって特に暑苦しいということはありませんよ。(Sさん談)

宮城県美里町・Sさん宅
家族構成/夫婦、子ども4人
使用機種/フェデラルコンベクションヒーター「FA265」