Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

How to

ストーブの知識

薪について

薪の基礎知識

薪となる木は、広葉樹と針葉樹の2種類に分類されます。広葉樹は堅木と呼ばれ、密度が高く、火持ちがよいのが特徴。一方、針葉樹は軟木と呼ばれ、密度が低いため、広葉樹より早く燃え尽きます。薪ストーブで針葉樹を燃やしてはいけないと思っている方がいますが、それは間違い。樹脂や精油成分が多く含まれているため着火性がよく熱量も高いので、焚きつけにぴったり。しっかりと乾燥させ、温度管理をしながら燃やせば、針葉樹と広葉樹を混ぜて使用しても問題ありません。樹種による性質を理解し、用途に合わせて上手に使用すれば、広葉樹も針葉樹も優れた燃料(薪)となります。もちろん、熱効率の高いストーブであれば、薪の消費量も抑えられます。

薪のポテンシャルを比較

COLUMN|薪はとにかく乾燥第一

乾燥していない薪は使用しないのが鉄則。乾燥が不十分だとストーブ本体が暖まりにくいうえ、煙道火災の原因となるクレオソート(タール)という物質が多く発生し、煙突内に付着してしまいます。含水率で言うと、18%以下が目安。最適なのは15%以下です。薪を保管する際は、乾燥を保つために、必ずカバーをかけるか、もしくは屋根付の棚に保管しましょう。

薪の入手方法

薪は、ストーブ販売店や森林組合等から購入することができます。そのほか、剪定や伐採で発生した木材の処分に困っている人から譲ってもらえることがあります。また、近年は自治体が街路樹の伐採等で発生した木材を希望者に配っているケースも見られますので、地域の広報は要チェック!

薪の入手先

●購入先のストーブ店から購入する

●薪の販売業者から購入する

●森林組合から購入する

こんなケースは聞いてみる価値あり

●果樹園・・・剪定木を譲ってもらえるかも

●山の地主さん・・・間伐材を譲ってもらえるかも

●新築工事現場・・・建築端材を譲ってもらえるかも

COLUMN|薪を譲ってもらうときは要確認

接着剤や塗料、防腐剤が付着している等、化学処理された木は薪として使用してはいけません。ストーブ本体及び煙突を傷める原因となります。特に、建築端材は化学処理されていることが多いので、確認してから引き取りましょう。