煙突の基礎知識 | Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

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ストーブの知識


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煙突の基礎知識

燃えが悪い場合と良い場合の比較図

煙突をあなどるなかれ

薪ストーブの性能を最大限に引き出し、安全に使用するには、正しい煙突の設置が非常に重要です。そこでキーワードとなるのが、「ドラフト(上昇気流)」。このドラフトの仕組みがわかれば、薪ストーブの使い方をマスターできたも同然です。

煙突の役割は「ドラフト」を起こすこと

薪ストーブは他の暖房装置と異なり、強制的なファンなどはいっさい使用しません。その代わりに、ドラフトを起こすことによって排煙を行い、その時に発生する吸引力によって、燃焼に必要な空気をストーブ本体に取り入れます。つまり、ドラフトがファンの役割を果たすのです。
ドラフトとは、空気の温度差によって自然に生まれる気流のことで、温度差が大きいほど気流の流れが強くなります。そのため、煙突の先端部分の排気温度を外気温よりも高くなるようにして、強いドラフトを発生させる必要があります。

  1. ドラフトが弱い場合

    ドラフトが弱いと、十分な空気が燃焼室に給気されません。給気が十分でないと薪が燃えにくく、煙の温度も低下。煙突にタールが付着しやすくなります。

  2. ドラフトが強い場合

    強いドラフトを起こすことができれば、燃焼室に十分な空気を供給でき、薪がよく燃えます。燃えすぎる場合はストーブのエアーコントロールレバーで調整ができます。


屋外には「断熱二重煙突」を

強力なドラフトを発生させるためには、いかに煙の温度を落とさずに屋外に排気できるかにかかってきます。そこで重要なのが、煙突の性能です。
煙突には、「シングル(一重)煙突」と「断熱二重煙突」があります。
シングル煙突は、煙突内部の熱をよく放射するので部屋が暖まりやすい反面、まわりの温度に影響されやすいため、屋外に使用するのはNG。外気温の影響を受けて排煙温度が低くなり、ドラフト効果が弱まってしまうからです。また、煙の温度が149℃以下になると、煙突内に煤やタールが蓄積されてしまいます。
そこで屋外には「断熱二重煙突」を使用します。煙突が二重になっていて、煙突と煙突の間に断熱材が入っているため、外気温の影響を受けず、高温のまま煙を屋外に排出。強いドラフトを維持できます。

COLUMN|タールとは?

タールとは、煙が冷えた煙突に触れた時に煙突内面で結露し付着する物質で、黒く粘り気があり、揮発性を持っています。これが高温で加熱されると煙道火災を引き起こす恐れがあるため、煙を冷やさない断熱二重煙突の使用と、ドラフトを発生させられる煙突の設計・設置が大切なのです。


その家に合った適切な煙突設計が大事

煙突の設計で特に配慮したいのは「可燃物との離隔」「立ち上げ方法」「メンテナンスのしやすさ」です。煙突をどう設置するかは、家の構造や間取り、屋根勾配、立地条件などによって一軒一軒異なり、建築基準法、消防法、地域の火災予防条例などの法令に基づいて設置する必要があります。地域の法令や気候特性などを熟知し、専門知識のある販売店に依頼するのが安心です。

その家に合った適切な煙突設計が大事

可燃物との離隔

煙突は屋根や壁を貫通させて設置するため、可燃物とは適切な距離を確保する必要があります。また、信頼できる断熱性能を備えた煙突を採用したり、煙突の熱が可燃物に伝わらないように不燃材で保護したりといった注意点も。

立ち上げ方法

煙突はまっすぐ立ち上げる方法が理想です。曲がりの数が多い場合や横引きが長いと、ドラフトの障害となり、煙突が暖まらず煤やタールが溜まりやすくなります。
2階に部屋がある場合や、屋根が瓦などの場合は、どうしても曲げて壁から出す方法を考えがちですが、弊社では専用部材を揃えていますので、まっすぐ立ち上げてもまったく問題はありません。やむをえず壁から出す場合は、できるだけ横引き部分を短くし(1m以内)、曲がりの使用をできるだけ少なくすることが必要です。

メンテナンスのしやすさ

煙突掃除は高所での作業を伴うもの。安全にメンテナンスを行えることも視野に入れたプランニングが重要です。屋根勾配がきつい場合は、室内から煙突掃除が行えるよう工夫すると安心。その場合も脚立の高さを想定するなどの注意が必要です。


年に1回はメンテナンスを

面倒と思われがちなメンテナンスですが、しっかりとドラフトを発生させて燃焼ができれば、煙突内に煤やタールが付着しにくくなります。
とはいえ、煙突の性能を維持するためには、定期的なメンテナンスは必要。使用状況や使用する薪の種類などによってさまざまですが、最低でも1年に1度は煙突掃除をすることをおすすめします。


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