着火と燃焼の手順 | Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

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着火と燃焼の手順

まずは操作方法のイメージから

まずは操作方法のイメージから

初めて薪ストーブを購入する方は、いったいどんな操作をすれば良いのかはわかりませんよね。
一番おすすめしたいのは、薪ストーブの販売店に出かけて、実際に使い方をレクチャーしてもらうこと。ただ、その前にどんな手順があるのかを知りたいという方のために、ここでご紹介します。


着火前に用意するアイテム

  1. ファイヤーセット
  2. ストーブグローブ
  3. 着火剤
  4. ストーブ温度計
  5. 中薪
  6. 細い薪
  7. 太い薪

運転の手順

新品のストーブに火を入れるとき、必ず行わなければならないことがあります。
それは「慣らし焚き」。鋳物は急激な温度変化を受けると破損する場合があるため、
慣らし焚きにより鋳物を徐々に熱に慣れさせる必要があります。
慣らし焚き終われば、あとは、通常の運転手順に従って操作するだけです。



慣らし焚き

  1. バイパスダンパーを開きます。
    バイパスダンパーを開きます。
  2. エアーコントロールレバーを全開にします。
    さらにエアーコントロールレバーを全開にします。
  3. フロントドアを開け、中央に着火剤を置きます。
    フロントドアを開け、中央に着火剤を置きます。
  4. 着火剤の上に細い薪を組みます。
    着火剤の上に6~8本の細い薪を組みます。
  1. その上に中薪を3本ほど乗せます。
    さらにその上に中薪を3本ほど乗せます。
  2. マッチやライターなどで着火剤に火をつけてください。薪に着火したことを確認してからフロントドアを閉めます。
    マッチやライターなどで着火剤に火をつけてください。薪に着火したことを確認してからフロントドアを閉めます。
  3. 10~15分くらいで燃焼が安定してきます。それから太い薪を2~3本足します。
    10~15分くらいで燃焼が安定してきます。それから太い薪を2~3本足します。
  4. 慣らし焚きの際は、ストーブ温度計が200℃以上にならないようエアーコントロールレバーで給気を調節してください。
    慣らし焚きの際は、ストーブ温度計が200℃以上にならないようエアーコントロールレバーで給気を調節してください(レバーを開けると温度が上昇し、絞ると温度が下がります)。
    そのまま薪が燃えつきるまで放置し、ストーブ本体を冷まします。これを3~4回、繰り返し行ってください。
注意
  • 灰受けドアは絶対に開けないでください。火力が非常に強くなり、本体を傷める原因となります。
  • 使い始めの数回は、ストーブ本体や煙突から煙と臭いが発生します。これは、塗料が加熱され焼きつくことにより発生するものです。窓を開け、部屋を十分に換気してください。
COLUMN|バイパスダンパーの役割

バイパスダンパーを開けておくと、着火時の不安定な燃焼がパワーアップして早く安定した燃焼が得られます。また、薪をくべるときにドアを開けても、煙や火の粉が室内に流れ出すことがありません。


通常の運転手順

STEP1 着火

  1. バイパスダンパーを開きます。
    バイパスダンパーを開きます。
  2. さらにエアーコントロールレバーを全開にします。
    さらにエアーコントロールレバーを全開にします。
  3. フロントドアを開け、中央に着火剤を置きます。
    フロントドアを開け、中央に着火剤を置きます。
  4. 着火剤の上に6~8本の細い薪を組みます。
    着火剤の上に6~8本の細い薪を組みます。
  1. さらにその上に中薪を3本ほど乗せます。
    さらにその上に中薪を3本ほど乗せます。
  2. マッチやライターなどで着火剤に火をつけてください。薪に着火したことを確認してからフロントドアを閉めます。
    マッチやライターなどで着火剤に火をつけてください。薪に着火したことを確認してからフロントドアを閉めます。
  3. 10~15分くらいで燃焼が安定してきます。それから太い薪を2~3本足します。
    10~15分くらいで燃焼が安定してきます。それから太い薪を2~3本足します。
  4. 真っ赤な熾きが炉床全体にできるまで、さらに2本ほど薪を補給します。30分ほどで勢いよく燃えるようになります。
    真っ赤な熾きが炉床全体にできるまで、さらに2本ほど薪を補給します。30分ほどで勢いよく燃えるようになります。
  1. その後ストーブトップの温度が220℃に達していることを確認します。
    その後ストーブトップの温度が220℃に達していることを確認します。
  2. バイパスダンパーを閉めます。
    バイパスダンパーを閉めます。
  3. コンバスターエアーダイヤルを1回転半開き、そのまま5~10分ほど燃やし続け、その後エアーコントロールレバーで火力を調節してください。
    コンバスターエアーダイヤルを1回転半開き、そのまま5~10分ほど燃やし続け、その後エアーコントロールレバーで火力を調節してください。
注意
  • バイパスダンパーを閉めてから、すぐにエアーコントロールレバーを絞らないでください。煙が多く発生し、異常燃焼することがあります。
  • バイパスダンパーを閉める際は、ハンドルがロックするまで、しっかりと回転させてください。

STEP2 薪の補給

  1. バイパスダンパーを開きます。
    バイパスダンパーを開きます。
  2. フロントドアもしくはサイドドアを開け、ファイヤーセットで熾きを均一に広げます。
    フロントドアもしくはサイドドアを開け、ファイヤーセットで熾きを均一に広げます。
  3. 太い薪を足し、ドアを閉めてください。中薪を足してから太い薪を足すと、素早く着火します。
    太い薪を足し、ドアを閉めてください。中薪を足してから太い薪を足すと、素早く着火します。
  4. エアーコントロールレバーを全開にします。
    エアーコントロールレバーを全開にします。
  1. バイパスダンパー及びエアーコントロールレバーを全開のまま、5分くらい燃やし続けた後、バイパスダンパーを閉め、エアーコントロールレバーで火力を調節してください。
    バイパスダンパー及びエアーコントロールレバーを全開のまま、5分くらい燃やし続けた後、バイパスダンパーを閉め、エアーコントロールレバーで火力を調節してください。
  2. 最適温度は200~300℃です。300℃以上継続して使用するとストーブ本体の破損の原因となりますので注意しましょう。
    最適温度は200~300℃です。300℃以上継続して使用するとストーブ本体の破損の原因となりますので注意しましょう。
  3. 注意
    • 各ドアを開ける前には、必ずバイパスダンパーを開けてください。
    • 薪を補給 してすぐにバイパスダンパーを閉めないでください。煙が多く発生し、異常燃焼することがあります。

STEP3 消火

消火

薪ストーブは、電化製品のように瞬時に消火させることはできません。薪がすべて燃えきったときが消火となります。
消火させるには、エアーコントロールレバーを絞り、給気を遮断してください。ゆっくりと燃え尽き、消火します。

STEP4 灰の処理

灰の処理

灰受け皿の灰は定期的に処理してください。
炉床の灰はすべて取り除かず、2~3cmほど残すのがコツ。灰を残すことによって次の着火がしやすく、また、断熱効果もあるので炉床の保護につながります。

注意
  • 灰の処理は、火が消え、完全に冷えてから行ってください。
  • 取り出した灰は、フタのついた金属製容器に入れ、屋外で保管してください。また、可燃物との距離は十分確保し、不燃材の上に置いてください。
COLUMN|灰はガーデニングや家庭菜園で活用

木を燃やして残る灰は「木灰(もっかい)」と呼ばれ、良質な肥料として昔から使用されてきました。リン酸、カリウム、カルシウムのほか、植物が必要とするさまざまなミネラルを豊富に含み、土壌をアルカリ性に矯正する働きがあります。薪の灰は自然にやさしい天然の肥料! ガーデニングや家庭菜園で活用してみてはいかがでしょう。


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