リビングの主役は薪ストーブ。スタイリッシュな空間にもなじむ
Oさんが家を新築するにあたり薪ストーブの導入を考えたのは、東日本大震災で被災したことがきっかけでした。「電気もガスも使えなくなった時、こんなに何もできないのかと実感しました。その点、薪ストーブなら、燃やせるものがあれば暖房にもなるし煮炊きもできると思ったんです」。
最初は補助暖房としての使用を考えていたOさんですが、実際に使ってみると薪ストーブの能力の高さに驚いたとか。「足元の暖かさがエアコンや他のストーブとは全然違うんです。薪ストーブの柔らかな暖かさは格別で、冬でも裸足で過ごしています。またパチパチと薪が燃える音や炎を眺めているだけでほっとした気持ちになります」。
心配していたメンテナンスも、下をタイル敷きにしたので、灰の処理が簡単で思ったより手間いらず。想像した以上の暖房性能と手軽さで薪ストーブ生活を満喫しています。
最初は薪を燃やすのに四苦八苦でしたがすぐに慣れ、今は薪の微調整をするのが楽しくなっています。妻は料理のレパートリーを増やすべく、ダッチオーブンも買って煮込み料理をしたいと張り切っていますよ。震災で生じた不安が、薪ストーブのおかげで安心感に変わり、さらにそれ以上の楽しみを与えてくれたことに大感謝です。
(Oさん談)