子どもの頃に家で薪ストーブを使用していたNさん。薪づくりやストーブの側で聞く薪が爆ぜる音、料理の香りが漂う幸せな時間など、楽しい思い出がありました。「自分の子どもや孫にも、薪ストーブを囲む同じような思い出をつくってあげたい...」という思いが、薪ストーブを設置したきっかけでした。
薪ストーブを入れて驚いたのが、両親の暮らしに薪ストーブが密着していることでした。薪づくりに励み、魚や山菜、きのこをストーブのまわりで干す父と、洗濯物をストーブのまわりに干す母。「昔の人にとっての薪ストーブは、暮らしの道具のひとつだったと実感しました」。
火を入れたストーブの様子を興味深げに見つめる孫の姿に、「人は本能的に火を囲みたいんだ」と感じたそうです。正月やお盆はもちろん、クリスマスや誕生日など家族が集まるイベントでは、火を囲む薪ストーブとそこでつくる料理の数々は欠かせないものになっているそうです。
今は家の中で火を見る機会が少ないので、火が見え薪が爆ぜる音が聞こえる薪ストーブは、非日常のイベント性があります。家族で料理ができるのを待ちながら火を見ていると、親密さが増すし落ち着きますね。『これぞ薪ストーブ!』というフォルムも家の雰囲気に調和したのが良かったと思います。日々の暮らしに道具として密着している薪ストーブがあり、便利さや楽しさを家族で満喫していますよ。