長く関西で働いていたSさん夫妻の若いころからの夢は、北海道で暮らすこと。2011年、十勝・陸別町に職を得て、家族で移住。翌年から生活の拠点となる家づくりを始めました。「薪ストーブは憧れ続けた雪国生活のシンボルだった」と、専門雑誌で見つけた帯広のダッチウエストジャパンを訪問。薪割りの会にも参加したSさんは、新居の土間に燃焼効率に優れたエンライトを設置しました。京都で生まれ育ったSさんは、根っからのインドア派。雪にはしゃぐ子どもたちをガラス越しに眺めながら、好きな音楽と薪の火を楽しむのが冬の楽しみになりました。3回目を数えるこの冬は料理にも薪の炎を上手に活用し、ストーブのある暮らしをさらに充実させたいと、氷点下の季節を待ちわびています。エンライトの炎は、これからも一家の暮らしを明るく照らし続けることでしょう。
陸別町は林業が盛んで、町内の人から薪用の木をたくさん分けてもらえます。仕事が忙しくて庭に原木のまま積んでおいたら、ご近所さんが割った薪を運んできてくれて、この冬の備えが整ってしまいました。日本一寒い陸別は、人情の厚い町です。ストーブは、地域の人との温かな触れ合いももたらしてくれました。
(Sさん談)