薪ストーブ選びでは、サイズやデザインから選びがちですが、
実は「燃焼方式」の検討がとても大事。
いずれも高い燃焼効率とクリーンな排気を実現していますが、燃焼方式によって、
煙の量や燃費、操作性、メンテナンス性などに違いがあります。
こんな方におすすめ |
|
---|
スタートアップ時の低温燃焼状態では、炎を大きくして排気の流れを作ることを重要視するため、排気が直接煙突に向かうようにバイパスダンパーを開けて燃焼を促進させます。しかし、燃焼が焚きつけから薪に移ってストーブと煙突が十分に熱くなったら、バイパスダンパーを閉じて二次燃焼に移行させます。これによって排気は燃焼・排気ルートに構える触媒を通ることになります。触媒を通った排気ガスは触媒反応(空気浄化発熱触媒)によって燃え尽くされます。
セラミック製のハニカムにレアメタルであるパラジウムを使用して空気浄化発熱触媒を行います。これによって、ストーブの使い始めの低温時から触媒反応によって排気が浄化され、不純物の約90%を再燃焼して部屋の暖房に還元します。
木質由来の天然資源である薪が唯一の熱源である薪ストーブ。これを単に燃やすだけでは本当の意味でのエコロジーではありません。暖炉の燃焼効率は30%前後だといわれています。しかし、触媒方式の薪ストーブ「アンコール」「デファイアント」なら、最大84.1%(デファイアント)もの燃焼効率が得られます。それは、無駄に放出していた薪のエネルギーを私たちの部屋を暖めるために活用しているということになります。
この触媒の採用によって、アメリカの薪ストーブシーンはがらりと変わり、「薪ストーブには2つの種類しかない。触媒搭載機とそれ以外の薪ストーブだ」と言わしめました。
キャタリティック燃焼の最大の特徴は、低温から高温までフルレンジでクリーンな燃焼を実現している点です。
例えば、就寝時に燃焼を弱くしても、触媒によってしっかり熱量を確保しながらクリーンな排気能力を持続。翌朝目が覚めても薪ストーブが部屋中を暖めてくれています。
シーズンを通して薪ストーブをメイン暖房に使いたい方に、最もおすすめしたい燃焼方式です。
キャタリティックコンバスター(触媒)は「空気浄化発熱触媒」を行うためにステンレススチールまたはセラミックにレアメタルであるパラジウムを被覆しています。
パラジウムは常温でも電磁波(遠赤外線)を放出していますが、熱エネルギーとの相乗効果で強力な温熱効果が得られます。これは生育電磁波といわれ、細胞の活性化、血流の回復等、身体の芯から暖かさが感じられます。また、炎症疾患や慢性疾患にも効果があるといわれています。
こんな方におすすめ |
|
---|
触媒方式「キャタリック燃焼」と、非触媒方式「クリーンバーン燃焼」を組み合わせた燃焼方式で、高い燃焼効率とともに優れたメンテナンス性を実現した燃焼方式です。
日本ではいまだ排煙規制が無く、きれいな排気を実現する燃焼システムが備わっていない薪ストーブが多く流通しているのが実情。
それに対してアメリカでは、1986年から排煙規制が導入され、今でも厳しい規制が存在しています。バーモントキャスティングス・クワドラファイアのストーブは、EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)の定めた環境基準をすべての製品でクリアしています。