薪ストーブ選びでは、サイズやデザインから選びがちですが、
実は「燃焼方式」の検討がとても大事。
いずれも高い燃焼効率とクリーンな排気を実現していますが、燃焼方式によって、
煙の量や燃費、操作性、メンテナンス性などに違いがあります。
こんな方におすすめ |
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煙はキャタリティックコンバスター(触媒)へ入る前に、バッフルで過流をかけられ、エアディストリビューターから出てくる新鮮な空気と混ぜられます。その煙をキャタリティックコンバスターが低温でも強力に発火させ、燃焼させます。結果として煙はきれいになり、非常に高い熱効率を得ることができます。
今でこそ一般に浸透した触媒式の燃焼方式ですが、これを世界で初めて採用したのはダッチウエスト。薪ストーブの排出ガスを低減させるために開発されました。
燃焼室で燃えた薪の排出ガスは、一次燃焼の段階では燃焼温度が低いために不燃焼ガスが発生します。この不燃焼ガスを「キャタリティックコンバスター(触媒)」に通過させることによって、不純物の90%をも再燃焼させることに成功しました。
煙突からの排気はかげろうのような空気の揺らめきが見えるだけで、煙を確認することはできないでしょう。大気に汚染物質がほとんど出ていないことの証です。不純物が少ない分、タールの発生も抑えることができます。
キャタリティック燃焼の最大の特徴は、低温から高温までフルレンジでクリーンな燃焼を実現している点です。
例えば、就寝時に燃焼を弱くしても、触媒によってしっかり熱量を確保しながらクリーンな排気能力を持続。翌朝目が覚めても薪ストーブが部屋中を暖めてくれています。
シーズンを通して薪ストーブをメイン暖房に使いたい方に、最もおすすめしたい燃焼方式です。
ダッチウエストが使用しているキャタリティックコンバスター(触媒)は「空気浄化発熱触媒」を行うためにステンレス・スチールにレアメタルであるパラジウムを被覆しています。
パラジウムは常温でも電磁波(遠赤外線)を放出していますが、熱エネルギーとの相乗効果で強力な温熱効果が得られます。これは生育電磁波といわれ、細胞の活性化、血流の回復等、身体の芯から暖かさが感じられます。また、炎症疾患や慢性疾患にも効果があるといわれています。
こんな方におすすめ |
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触媒方式「キャタリック燃焼」と、非触媒方式「クリーンバーン燃焼」を組み合わせた燃焼方式で、高い燃焼効率とともに優れたメンテナンス性を実現した燃焼方式です。
日本ではいまだ排煙規制が無く、きれいな排気を実現する燃焼システムが備わっていない薪ストーブが多く流通しているのが実情。
それに対してアメリカでは、1986年から排煙規制が導入され、今でも厳しい規制が存在しています。ダッチウエスト・バーモントキャスティングス・クワドラファイア・マジェスティックのストーブは、EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)の定めた環境基準をすべての製品でクリアしています。