瑞雲 吉兆の兆しといわれる光で彩られた雲の一文字を銘に切り、杣人の安全と繁栄を願い400年の歴史を守り伝える伝統工芸士が、一品に思いを込め手作業で生産しています。
生産性に富んだプレスで形成する型鍛造と異なり、鍛冶師の魂が込められた道具たちです。
土佐打刃物の製造工程は、原型となる鉄、鋼造から始まり8~10工程に及ぶ手作業から製品化される唯一無二の刃物です。土佐国伝統の黒打ち仕上げの黒色は、焼き入れ工程で成される黒皮と呼ばれる酸化被膜で、磨いたものより錆に強くなります。
黒打ちの色むらは、焼き戻しの再熱処理による歪を正す【歪取り】によって叩き仕上げた、一本ごとに異なる表情です。
枝打ち、焚き付け作りと野営、ストーブユーザーには必須の道具です。鋭い刃から厚みのある両刃は小気味よく小割りを裂いてくれます。合金成分が含まれないため、鍛冶職人の技量が物言う白紙鋼の割り込みです。
蔓を切り、枝を払い、切る、割る、裂くと山に分け入る杣人が常に身に着ける必需品。鋭い両刃は利き手を選ばず見事な切れ味を見せてくれます。伝統工芸士の鍛冶師の手により、他の鋼に負けない硬度と粘り強さが与えられた逸品です。
軽量で独特な刃先形状は、扱いに不慣れな方でも刃こぼれを気にすることなく振り下ろすことができます。焚き付け作りには備えておきたい道具です。
穂先の形状が鷹の嘴に似ている事が名前の由来です。丸太や原木の移動、積み上げといった、杣人の手先道具です。薪割作業を安全に楽にしてくれます。
杣人が枝を打つ、小割りを作る、木材搬送のワイヤーをかしめるなど、現在ではほとんど見ることがなくなった柚人の道具を再現しました。幕営地での杭(ペグ)の打ち込み、焚火のための薪作りとキャンプに備えたい道具の一つです。
狩猟解体、魚捌き、蔓・ロ ープの切断、包丁の代わりとして、山懐を満喫する必需品。
耐摩耗性に優れ粘り強い青紙2号を割込んだ刀身、携行性の良い革鞘と、使用後の保管を兼ねた木製鞘をお選びいただけます。