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    2016年 2月

    1. デンマークのライス社を視察してきました!

      2016年2月3日ダッチウエストニュース

      rais_logo

      ライス社のコンセプト

      VISION ビジョン

      “ It is our vision to create warmth, cosiness and a good feeling in peoples homes ”

      人々が家庭で、暖かさと心地良さと良い気分になってもらうことが、ライスのビジョンです。

       

      MISSION ミッション

      We make stoves and inserts in a quality, design and functionality on a level where most others can not participate.

      私達は高品質なストーブと埋込型のストーブを作ります。それは他社が真似できない、ハイレベルなデザインと機能性。

      We create a fantastic burning picture, clean windows, high efficiency and very good environmental figures.

      私達は美しく燃える絵画を作ります。クリーンなガラス、高効率でとてもに環境やさしい。

       

       

      1月中旬に北欧 デンマークにあるライス社を訪問してきました。

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      本社のあるデンマーク フレゼリクスハウンはユトランド半島北部に位置する、
      人口2万3千人の港町です。

      den1 den2

      港の一部はデンマーク海軍の基地にもなっていますが、大型客船が入港できるため、
      スウェーデンやノルウェーへの定期船も運航し、バカンス時期には多くの人が町を訪れるそうです。
      ライス社に向かう道中の至る所に、レンタルキャンピングカーを目撃しました。

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      今回は2日間、ライス社のヘンリック・ノーガード社長と品質責任者のビリー・ヤコブセン氏が対応していただきました。

      ヘンリック社長

      ヘンリック社長

      ビリー

      ビリー氏

      ライス本社は、事務所・工場・ショールーム・テストラボが同じ建物内にあり、横の連携が取りやすい構造になっています。
      建物の広さは10,000㎡もあり、ショールームやゲストルームにはスタイリッシュなストーブが建ち並び、
      販促物が北欧チックな雰囲気を醸し出していました。

      RAIS

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      工場では、自動車製造のニュースなどでよく見るような産業ロボットが一寸の狂いもなく鋼板の切断(誤差0.1mm以下)や溶接作業を行っています。

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      その切断面や溶接の仕上げはとても美しいものでした。

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      一方で機械では難しい箇所は、熟練の職人がひとつひとつ丁寧な作業を行っています。

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      妥協を許さないライス社は、世界各国から選りすぐれた材料を使用しています。
      一部のストーブでは二重ガラスや日本製のIRガラスを使用したり、
      ストーブの要ともなる鋼板は、「スウェーデン鋼」と呼ばれる耐久性に優れたハイクオリティなスチール鋼で、
      ライスでは4mm厚の鋼板を使用します。他メーカーでは3mmを使用するところが多いなか、
      ライスはあえて4mmを使用することで、高い品質と長い耐久性を保ち、ストーブを長く楽しめる製品作りを行っています。
      他にも、燃焼室内のバーミキュライトは、板状のものを切って使うのではなく、機種ごとにバーミキュライトを成型することで密度が高く、
      デザイン性に優れ、隙間のない燃焼室を作り出しています。
      空気量調整レバーやドアの可動部には300℃まで耐えられるベアリングを使い、軽く滑らかな操作性を実現しています。
      大きなガラスは曇りにくいように空気の流れが設計され、炎を存分に楽しめるようになっています。

      ベアリング_R バーミキュライト_R

      工場では、随所に部品に傷が付かないように丁寧な仕事をしていました。ハイエンドの薪ストーブ製造にふさわしい気遣いを見てとれました。

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      表には現れない部品や仕様、製造工程へのこだわりがハイエンドと呼ばれるにふさわしいことを実感しました。
      さらに工場内には至る所に製品パネルが貼られており、ブランドに傷をつけないように社員の意識を高め、鼓舞させているようにも感じられました。

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      テストラボでは、新製品の開発や製品改良のため数台のストーブが燃焼テストを行っていました。
      ここで得られたデータを検証し、部品の改良を行いすぐに次のテストが行える体制が整っていると言うことです。
      同じ施設内でテストラボを持つことで短時間で改良、テストができることが同社の強みです。

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      最終日には地元の販売店を視察。閉店時間にもかかわらず、我々を快く迎え入れてくれました。
      広くきれいな店内にはライスのストーブが大きなスペースをとって展示され、埋込型のストーブに火が入っており、とても印象的でした。

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      今回のライス社の視察で、ライス社の持つコンセプトが現場レベルまで実行されていることが分かり、
      「製造・品質・こだわり」に対するライス社の信念を強く感じた訪問でした。

       


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