いちま~い、にい~まい、さんま~い残りわずかとなりました。
10日前は赤や黄色オレンジ色に紅葉してたわわに枝についていた家の前のメープルの木の葉っぱの数です。
今朝見たらスカスカになっていて向う側の景色が全部見えます。
わずかな葉っぱが風に吹かれてぶら~んぶら~と揺れています。
野原も凍るようになったし、自然界も冬の支度を始めたようです。
ヴァッレ ディ メッザーネ/VALLE DI MEZZANEは世界遺産のヴェローナから20キロ弱北東へ位置する小高い丘が続く長閑かな所、
ここでは秋も終わり冬がやってくる丁度その間くらいの時期にオリーヴオイル祭が開かれます。
見てください、このきれいな緑色!!
本物のエキストラヴァージンオリーヴオイルの色です。
艶やかで混ざりけのない深みがかった緑色。
近所や長年ファン(のような)でいる方とか空ボトルを片手に次々と買っていきます。
2、3本はあたり前、漏斗(じょうご)を使ってオイル屋さんの男性が慣れた手つきで次々と注いでいきます。
外のテントでは、即売もしているオイルやブルスケッタにして美味しいペースト状のオリーヴ
それが椀飯振舞(おうばんぶるまい)でサービスされます。
アペリティーヴォに丁度いいではありませんか!
本当に美味しいオイルはこういうシンプルなスタイルが一番なのです。
どんどん無くなっていくのですが、これでもかとスタッフも次々と焼いていきます。
アペリティーヴォで食欲を呼び覚ましたところでお昼ご飯には鰯のビーゴリ(パスタの一種)、
マッシモは馬肉の煮込みとポレンタいずれもここの郷土料理です。
組み合わせるワインは勿論ソアーヴェ/SOAVE、これも地元のワインです。
現役のオリーヴ挽き石、生まれて初めて見ました。
収獲したオリーヴを潰して液状にしていくのです。感動物です!
真ん中に見える柱を軸に石で出来た車輪がグルグル回ってオリーヴを潰しています。
ドルチェも食べてお腹いっぱい、幸せいっぱいになったところで散歩。
少しずつ丘を歩いていくとオリーヴ畑が一面に広がっていました。
どんな田舎町に行ってもチェントロ(町の中心地)に行くと、広場に設置されるクリスマスツリーの準備が始まっています。
イタリア人にすれば「ええっ、ちょっと早いんじゃない?」と。
綺麗なもの、楽しいものはそれだけ長く見られた方がいいじゃありませんか、ね?
今週末は我が家もクリスマスデコレーションの準備をしようと思います。