クリスマスバカンス
12月24日から1月6日まで、一般企業、学校はクリスマスバカンスでお休みです。
クリスマスイヴ、つまりイエスキリストが生まれた前日は1年の中で、
最も神聖なる日と見なされ、肉を食するのは禁じられたと言う、
古くからの伝説に基づいて、24日は魚中心のメニューを頂きました。
日本で言う、魚介類の海老や帆立貝が人気の的になって、
伊勢海老類等は1キロ当たり40 ~60ユーロという値段で売られます。
食の大国イタリアですから、当然クリスマス時期は特別、財布の紐がゆるみます 。
クリスマスの25日は空気は冷たいけれど、快晴!
今年はサンティーナ叔母さん宅で大昼食会、車で移動中、プレゼントや家で作った
持ち寄り用の大きなお皿を車に積んでいる家族を沢山見かけました。
クリスマス当日ならではの光景です。
クリスマスは家族と過ごし、大晦日は友人や仲間と、又、恋人同士夕食を食べながら
カウントダウンを待つ、また、近くの温泉避暑地や山で過ごすとうのも、一つの風習です。
普段、会社でお仕事をしている人は1年に1度、年末の食事会という目的で
会社の同僚や上司と一緒にレストランへ出かけます。
普通、こちらの方は仕事の後は同僚と一緒に飲みに行くという習慣はありませんが、
この日は特別です。「飲み会」ではなく、れっきとした「食事会」です。
勿論、飲む量も半端ではありませんが、食事がメインの集まりです。
1月6日はエピファニアでこの日も祭日。
エピファニアとは、古代ギリシャ語で “神の出現” という意味の祭日で、
クリスマスバカンスの最終日にあたります。
12月25日に誕生したイエスキリストの誕生のお披露目の日となり、
昔々、誕生の知らせを受けた3博士(天文学者、聖職者、予言)が東方から訪れ、
お祝いにかけつけたことが起源とされています。
それぞれ、金、お香、ミッラーと呼ばれる植物を手に、
ほうき星が輝いているのを目指して東方からやって来たのです。
また、エピファニアが語源で、それが後に変換されて、
ベファーナと呼ばれるようになりました。
ベファーナはまた、”ほうきに乗ってやって来るお婆さん”の名称でもあり、
この日は、子供達にとっても楽しみな日。
この日迄の1年間、「いい子」でいた子供にはお菓子やキャラメルを、
また「お父さんやお母さんの言う事を聞かずにいい子でいなかった」子供には
炭のかけら、がプレゼントされると言われていて、
6日の朝、子供たちはそれを楽しみに起きるのです。
![]()
まるで、サンタさんのお婆さんバージョンです。
クリスマスの25日が過ぎたら、翌日からクリスマスのデコレーションや
ツリーがさっさと片付けられるという事はありません。
![]()
1月6日までしっかりと飾られます。
ローマに住むビアンカちゃんが市内のデコレーションの様子を写真で知らせてくれました。
来年5月から開催されるミラノ博にちなんで、世界各国の国旗が色も鮮やかに
イルミネーションで彩られています。
さて皆々様、今年もブログにお付き合いいただきまして、
本当に、どうもありがとうございました。
心から感謝いたします。
皆様が、ご健康で笑顔で新年を迎えられますよう、お祈りいたします。
![]()
BUON NATALE E FELICE NUOVO ANNO!







