エミリー・ヒラリーのルポ | Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

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エミリー・ヒラリー・るりこのルポ


Reportage


るりこさんのイタリア便り

わたなべ るりこ
るりこ
ZARINAイタリア駐在スタッフ
イタリア各地を訪れたり、ZARINAで淹れた
エスプレッソで作るお菓子のレシピをご紹介します。
  1. 春活発化!

    2016年5月23日るりこさんのItaly便り

    “5月8日頃までは冬物のジャケットはしまい込まないで”とイタリアの歳時記カレンダーに書いてある通り、
    お日様がさすところは暑くても日陰は寒いというように寒暖の差がまだあります。
    と言っても、ウォーキングコースで通るご婦人の家の薔薇が咲き始め、
    牡丹の花がおとといは2輪、今日は5輪と咲き始めました。
    名前何ていうのかなあ、、、キングサリに似た白い花が風に吹かれていい香り。

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    昨日は家の前の野原を家畜農家の方がきれいに刈っていて(サザエさんのカツオくんの頭を思い出してします)。
    そのおかげで今朝窓を開けたら干し草のい~い匂いがプ~ンと家の中に。

    数週間前、カサコソカサコソと変な物音がするのでマッシモともしや?!と軒下を見上げたら鳥の巣が!
    完成まであとわずか、というところで発見したのですが我が家の”家族会議”の結果取り壊わさないことに。
    ツグミファミリーの仕業です。
    たまにテラスのプランターに乗っかって、餌を探している様子、それはお母さん鳥なのかな?
    朝はチュンチュンと子ども鳥の声が聞こえてきます。
    食欲旺盛な子ども鳥のようです。
    たまに「いらぬ落とし物」を置いて行くのですが、ちょっとは我慢、近くに自然を感じられるのはありがたいこと。

    イベントに参加するお知らせを持ってある小学校におじゃましてきました。
    5月8日日曜日に開催されるので、私が
    「母の日だから皆家でお祝いするので、きっと来場者は少ないかもしれませんよねえ。」
    と言ったら、家庭では一人のお母さんでもある先生が、
    「あらそうかしら?!母の日であること事すら覚えてもいないかもようちの娘!
    父の日はイタリアではよく知られているけれど、母の日はそうでもないのよぉ。」
    と。またもう一人の先生も

    「そういえばそうよね、父の日のために授業でも生徒達がメッセージカードを作って
    各々家に持ち帰ってお父さんにプレゼントするけれど、母の日のためにって作らないわよねえ~、
    日本じゃどうなの?」、
    私「イタリアとまるで逆ですよ、母の日の数週間前から花屋さんでは予約を受けたり
    プレゼントは何にしようかと子ども達は考えるんです。
    母の日商戦も結構賑わいますよっ。父の日の方がちょっと淋しいかも、、、」
    そしたら先生、
    「あら~日本のお母さん達が羨ましいわ~。」と。
    またまた新しいイタリア人の暮らしの事実を知りました。
    お母さんにベッタリのマンモーネの国なのに、これは意外です。

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    私が小さい時はたいそうなプレゼントなんて出来なかったけれど、
    確か肩たたき券なんか作って10回分の回数券にして贈ったなぁ、、、
    結局1度か2度しか肩たたいてあげなかったけど(反省;)

    そう言えば今週は一度もアスパラガスを食べていないことに気づき、
    咋晩から「よし、明日の晩はホワイトアスパラガス アッラ バッサネーゼにする!!」と心に誓った私、

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    2人分には多過ぎる位の十分な量。
    県道沿いにある直売所では1キロ当たり6、5~8、5ユーロで売っています。
    茹でて茹で卵と一緒に食べるのが “alla bassanese/バッサネーゼ風”。

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    始めは茹で卵をナイフでカットしてそれからフォークの背で潰すようにして細かくしたら
    オリーヴオイルと塩、胡椒で味付けします。
    レストランでもカメリエーレさんが同じようにサーヴしてくれます。
    そう、自宅で本格レストランの味が堪能出来るわけです。
    まさに春の醍醐味!

    ZARINA


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