夏のセールが始まりました。
半額は当たり前、70%オフなんていうのもあります。
モードの国イタリアですが、これに便乗してかこの時期は食品の店や他の業界でも
セールをするところが結構あります。
今年の夏、我が家ではズッキーニのピクルスがブームを呼んでいます。
暑いと疲れ易くなるので皆さんクエン酸をとりましょうねぇ。
さてとスカッと晴れた日、
バイクでブブーンとガルダ湖 まで行って来ました。
日本でもよく知られたコモ湖より東にある湖です。
イタリアの湖の多さはヨーロッパでも上位を占めるそうです。
約370㎢の広さを持つ国内で一番大きい湖で、水深は約350m、ロンバルディア/Lombardia、
ヴェネト/Veneto、 そしてトレンティーノアルトアーディジェ/Trentino-Alto Adigeと3州をまたいでいます。
北側はキュッとつぼんだように細長く、南へ行けば行くほど広がって行く
「じょうごを逆さまにしたような(とイタリア人は言います)」形の湖です。
自然の真ん中に立つと昔々の氷河からこのように見事な地形がつくられたことに、その威力を感じます。
ローマ帝国時代は地域に住むヴェローナ人にベナーコ湖と呼ばれ、
それがゲルマン民族そして時代を経て今ではガルダ湖と呼ばれるようになったそうです。
ガルダ湖の地名、直訳すると「監視の場所」、美しい風景からはちょっと想像もつかない地名です。
ガルダと名のつく地名がたくさんある中私達が訪れたのは、
ガルダ湖の北にある町 Riva di Garda
気持ちいい風がスゥーっと抜ける広場に面したバール
犬を連れた女性、マウンテンバイクで通り抜けていくカップル、
私たちの前にはイギリス人グループがランチ前のアペリティーヴォを楽しんでいました。
観光船が行きかう近くに随分昔のポスターがありました。
何てエレガントなんでしょう。
毎年数百万人の観光客が特にヨーロッパ各地から押し寄せるこの地に、
このポスターの人達はその昔一体どこから訪れていたのでしょうか。
ちょっと路地に入って行くとそこにはレストランが軒をつらね、
外にはテーブルと椅子が置かれ食事しているすぐそばを小さな車がスレスレの状態で通って行きます。
ベンチに座って景色を眺める、普通のことだけれど心が安らぎます。
ヒューと結構なスピードでヨットが走り抜け、目を凝らすと遠くにはたくさんの帆が見えます。
もう、夏のバカンスの予定はたてられましたか?