エミリー・ヒラリーのルポ | Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

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エミリー・ヒラリー・るりこのルポ


Reportage


るりこさんのイタリア便り

わたなべ るりこ
るりこ
ZARINAイタリア駐在スタッフ
イタリア各地を訪れたり、ZARINAで淹れた
エスプレッソで作るお菓子のレシピをご紹介します。
  1. クリスマスがやって来る!

    2016年12月19日るりこさんのItaly便り

    ついこの間まで赤やオレンジ色の葉がついていたポプリの木もすっかり葉が落ちて、

    向こうの景色が見えるほどになりました。クリスマスがやって来ます。

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    チェストは、篭にワイン、パンドーロ、チーズや乾燥ポルチーニ茸が入ったリゾット用の米等、

    日頃イタリア人の食卓に欠かせない食品を詰め、

    透明なセロハンと赤や金色をあしらったリボンでラッピングされる

    クリスマスならではの贈り物の一つです。

    5ユーロを切るものから200ユーロを越えるものまで価格と種類はバリエーションに富んでいます。

    チェストはどちらかと言うと日本のお歳暮に似ています。

    少しかしこまってお世話になったあの方へ、感謝の印として贈られることもあります。

    伝統的なもの、宗教的なものから最近は商業化されつつあるよねクリスマス、と言われますが、

    やっぱりプレゼント交換は楽しみの一つです。

    家族内では何も親から子どもへ贈るだけではありません。

    夫婦の間、大人になった子どもは親へという形もあるのです。

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    また、ほんの気持ちという意味で仲のいい友人同士で交換するという機会も多いです。

    本屋さんで働くテレーザちゃん、

    「ちょっと見て、これいいでしょ?」

    と見せてくれたのは面白い形のギフトボックスに入った寿司セット。

    中には二膳の箸と寿司のレシピ本そして巻き寿司を作るのに使う巻きすが入っていました。

    まだまだ寿司ブームのイタリアでは結構受けが良さそうな贈り物です。

    早めに受け取ったプレゼントはクリスマスツリーの下に置いといて、

    12月25日まで我慢して開封してはいけません。

    それが伝統なのです。

    でも正直何度も開けたくなるのです、、、。

    レストランの入り口ににはクリスマスを外で過ごしたい人へメニューが表示されます。

    25日の大昼食会はクリスマスの伝統的行事の一つですが、外食派も。

    イタリアのクリスマスになくてはならないもの、、、それは

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    メリーゴーランド!

    いつもの広場にメリーゴーランドが設置されて気分を一層盛りあげてくれます。

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    パネットーネも忘れちゃいかん!

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    クリスマスマーケットではツリー用のオブジェやオーナメント、

    ギフトにふさわしい暖かな素材の室内履きなど色々売られていて迷ってしまいます。

    体が冷えてきたらヴィンブルレ(ホットワイン)で暖をとって。

    これから1ヵ月はテアトル(演劇)やミュージカル等が目白押し、

    それらの案内がバールのカウン ターやパン屋さんの店頭等に置いてあります。

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    旧市街のイルミネーションは控えめでホッコリ優しい灯り。

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    こんなに可愛いオルゴール付きのリトルハウスも。

    帽子をかぶってマフラーもした小さな人形が氷の上をスイスイと滑べるものや、

    小さな豆電球がついたキッチンでパンを焼いている太っちょパン屋さんのもの、

    仕掛けでちゃんと動いています。コーヒーショップもあります。

    子どもだけじゃなくて大人だってずっと見ていたいリトルハウス。

    ん~いいなあこれ欲しいなあ、、、あれれ、友達のプレゼント選んでたんだっけ、

    おっといけない、いけない!!

    大人も子どもも皆なワクワクするクリスマス。

    この時期は誰もが魔法にかけられます。

    Buon Natale!

    ZARINA


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