エミリー・ヒラリーのルポ | Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

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エミリー・ヒラリーのルポ


Reportage


  1. 横つながりは必須です

    2017年2月20日るりこさんのItaly便り

    朝はまだ氷点下になることもしばしばですが、

    日中の最高気温は15度まで上がるそんな気候になってきました。

    昨日道端を歩いていたら、ツユクサを見つけました。

    イタリア語では “マリアさまの青い目”という意味の名前。

    目立たない所で雨にも風にもマケズ、季節がやってくるとちゃんとそこで咲く、

    ハァ~本当に自然の力は偉大です。

    日中の気温は毎日高く上がる訳でもなく、その翌日は霧がかかって気温が下がったり、

    そしてまた上がったりとそれを繰り返しながら本格的な春がやって来ます。

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    八百屋さんへ行くとみかんも走りのものとは違う種類の物が

    陳列されていたのでそれを買い求めました。

    気温が少しずつ上昇するせいでしょうか。

    それに合わせて口当たりが爽やかなみかんです。

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    さて、6月に式を挙げる友人の結婚式の立会人の方はというと

    まだ何も進んでいません(苦笑)。

    花嫁側の立会い人は私と花嫁になる友人の義理の妹さん、彼女メールが届きました。

    結婚指輪を私達でお祝いの贈り物にしようと言う素敵な提案です。

    そうでしたそうでした忘れていました!

    私達の時もそうでした!

    マッシモ側の立会人二人のうち一人はいとこだったのですが、

    あの時は、主人のいとこ夫婦の知り合いの宝石店へ4人で出かけたのでした。

    そして私達が選んで、いとこ夫婦がプレゼントしてくれたのでした。

    いつもそう思うのですが、イタリアは何せ横つながりが大切な国。

    今回の友人のウエディングドレス選びには専門店を数件回ったものの

    結局彼女が住む町にある店で選んだし、

    そこでは彼女の弟さんが結婚した時弟さんも花嫁さんもそこで買い求めたと。

    ですから、オーナーも店員さんも皆顔なじみで、一段と選び易くなるという訳です。

    イタリアではこれまで一度も貸衣裳という言葉を聞いたことがありません。

    朝から夜中まで(?)結婚式の当日にはよりすぐって選んだ1着のみを着て過ごすのです。

    お色直し等もちろんありません。

    購入にせよオーダーにせよ、日本の貸衣裳とそれほど変わらないお値段で求められるのです。

    先週はと言うと、ドレスに合わせる靴を一緒に見に行ってきました。

    友人は5、6足履いて試してみたのですが気にいったものが見つからず、

    オーダーしなければいけないと言っていました。

    ヒールが高過ぎては疲れてしまって1日中履いていられないし、

    かと言って低過ぎては美しくないと

    (またここで「さすが!」と一人事をつぶやく私)。

    もう一人の立会人のマルタちゃんもファッションが好きなので、

    彼女の意見も重要視しなければいけません。

    妥協を許さないイタリア人のお洒落感覚、いや~本当に参考になります。

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    ところで写真撮影も重要な項目の一つです。

    セレモニーが終わったあと教会を出て、二人が前持って選んでおいた場所に新郎新婦、

    カメラマンそして立会人が一緒に同行します。

    ヴィッラがあるお屋敷だったり緑豊かな公園だったり、はたまた良く通ったバールとか。

    結構自然体なところにイタリアらしさを感じます。

    こちらも友人グループに職業がカメラマンだという女性がいるので、こちらも横つながり。

    写真撮影している間、じゃあ招待客はどうするの?という余計な心配は無用です。

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    招待客は事前に告知されているレストランへ直行し、

    ブッフェスタイルで飲み食いをしながら新郎新婦の到着を待ちます。

    ワクワクはするけれど誰もソワソワしません(笑)。

    飲み物もつまむものも山ほどあるのが当たり前。

    「えっそんなに食べちゃったら、メインの食事が食べられなくなっちゃう!」

    という心配は無駄なこと。

    本当によく食べおしゃべりして笑って飲んで冗談言って、

    それで新郎新婦が到着する頃には

    ちゃんともう一つの胃袋がスタンバイしているのですから不思議です。

    ZARINA

  2. 春らんまん

    2017年2月8日るりこさんのItaly便り

    リグーリア州にあるサンレーモ/SAMREMOは音楽祭で有名な人口約55,000人の町: サンレーモ音楽祭は

    2月6日(月)から始まって11日(土曜日)までの開催。

    まだ一度も行ったことのない街、花の季節になるとまた違うお祭りも開かれるので是非行ってみたいなぁ。

    一方ヴェネツィアでは11日からカーニヴァルのイベントも始まります。

    仮面をかぶって豪華な衣裳に身をつつみ、観光客の写真撮影のおねだりに

    喜んでポーズで応えるてくれるのは、ヴェネツィアのカーニヴァル。

    それとは様相も全く違うのがヴィアレッジョのカーニヴァル。

    こちらはトスカーナ州のルッカにある街で、見応えがあるから行っといでよ、

    とは多くの友人に勧められました。

    カーニヴァルにちなんだお菓子もたくさんあってキアッケレ、クラフ、フラッペ、

    地域毎にそれぞれの名称があったりレシピも違ったり。

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    お菓子屋さんのショーケースにはフリテッレが並び、

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    スーパーへ行くとカーニバルには欠くことの出来ない揚げ菓子のミックス粉末が売られていたり、

    パッケージに入った揚げ菓子が山のように積み上げられています。

    トラットリアではいつもの定番デザートメニューにフリテッレが加わります。

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    周りはソロソロと動き出す季節なのだけれど私はゆっくりしていたら、

    今年の2月はそれがそうでもない、イタリア人友人の結婚式の立会人の依頼が来たのです!

    「ええっ?!私が?!」

    初めての事なので内心ドキドキ、でもワクワク。

    イタリアの結婚式はその信者であれば教会で、そうでない人やシンプルにセレモニーを行いたい人は

    カップルが住む役所の中で取り行なわれます。

    そのセレモニーが終わったら新郎新婦は写真撮影をします。

    日本のように前撮りはありません。

    前持って二人が選んだ場所へカメラマンと向かいます。

    普通参列者はレストランで食事会が始まる前のブッフェへ直行するのだけれど、

    新郎新婦を冷やかしたい人は一緒について来ます。

    それが終わると参列者が待つレストランへ向かい夜中まで宴が “延々と” 続くのです。

    ところで立会い人としての条件は、 “二十歳以上である”ことのみだそうで、

    結婚する本人とその立会人の宗教が各々異なってもそれは全く関係無いそうです。

    新婦側の立会人は私の他にもう一人います。

    友人の弟の奥さま、そう義理の妹さんです。

    家族の繋がりが強いイタリアではこういうパターンが結構多いのです。

    実はウエディングドレスの下見にも行った彼女とは既に面識もあって

    その家族とも一緒にピザを食べに行ったことも何度か。

    実はですね、数ケ月前ウエディングドレス選びにも一緒に付き沿いで行ってきたんです。

    式当日まで新郎は見る事が出来ない、神聖なるドレス。

    あの時は花嫁となる友人のお母さんは勿論、義理の妹さんとそのお母さんと5歳のおチビちゃん、

    友人の旦那さまとなる恋人のお母さんそして私、と総勢7人でした。

    どれだけ賑やかだったのか、ご想像におまかせします。

    何せ言いたい放題だし、試着したドレスはどれも素敵だったので

    その度に皆でウットリため息をついたり、クレームつけたり。

    あの日は家に帰ったらグッタリでした。

    日取りが決まれば新郎新婦となる二人の準備も大変な訳ですけれど、

    立会人のそれも結構沢山あるのです。

    まずは「さらば独身時代ヨ!」と題したイベントの企画をたてなければなりません。

    これは、花嫁側はその本人の女友達と一緒にまた花婿は男友達と一緒に

    各々食事会を企てたり小旅行したりとその内容は色々。

    だいたい結婚式の2週間前に行なわれます。

    この日ばかりは花嫁、花婿になる超本人は「NO!」を言うことが出来ず、

    企画者の指示に従わなければなりません。

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    これは数年前に結婚した、夫の友人の「さらば独身貴族よ!」パーティーの写真。

    彼らはヴェネツィアでこのイベントを実行したのですが、

    ギターを持って歌うバットマン姿が花婿となった友人で、

    この衣裳は結婚する花婿のために友人らが全て用意したもので、

    本人には有無を言わせず着させヴェネツィアを歩き、飲み、歌いそしてまた飲んでと、

    これを1日中繰り返したのです。

    世界に知られた水の都ヴェネツィアなので、観光客が寄ってきては

    「シャシントッテモイイデスカー?」

    と確認して写真を撮っていったそうです。

    この日、友人達は皆胸にバットマンのロゴ入りのお揃いのTシャツを着用して、

    結構楽しんで来たようです。

    これが新婦となる女性側の場合はもう少しお手和らかになるのはずですが、

    どうなることやら。

    えっとそれから、結婚式当日に新郎や新婦の実家付近に

    「今日二人は結婚します!」

    という写真入りのちょっとふざけた告知を張り出すので、

    それも準備せねばいけません。

    立会人といえど、やっぱりモードの国イタリアですから何を着ていこうかとこれから大変です。

    ましてや挙式の前日は美容院がお休みですから、これからどう作戦をねろうかと。

    これもイタリア女性に教わったことの一つ。

    隣で主人が冷や汗タラタラかいています(フフフ)。

    ZARINA

  3. 男性のためだけの世界?! いやいや、、、。

    2017年2月1日るりこさんのItaly便り

    ソアーヴェの白ワイン、ペアーラソースをかけたボイルした肉料理、

    ロミオとジュリエット物語の舞台、アリーナで開かれる夏の夜空の下のオペラ、

    フーまだまだあるぞ。

    ヴェローナはたくさんの魅力が詰まった世界遺産の街。

    でも毎年1月のとある週末はガラッと様相が変わります。

    今年も行ってまいりました、モーターサイクルの大イベントMBE2017(MOTOR BIKE EXPO)。

    シチリア人のアクセント、ヴァレンティーナロッスィと同じ話し方、

    あちらこちらからそれぞれのお国訛りが聞こえてきます。

    イタリア全国は勿論、スロベニアドイツにイギリスなど

    外国からのお客さんも加わって来場客でごったがえします。

    バイクについては専門家におまかせして、私は違う目線で楽しみます。

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    “お代の金額は貴方がお決め下さい” と書かれた案内、

    カットされたモルタデッラにピッツェッタ、ビールにコーラ?太っぱら過ぎます。

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    囲いはザクッと塗られた黒い壁、内装はノルディックなデザインを意識した灯りを取り入れて、

    何だかソファーに座ってくつろぎたくなるようなブース。

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    世界中の男達を虜にするハーレーのブースはいつも黒山のような人だかり。

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    むか~し見たことのあるような錆びたブリキを壁にしたブースはヘルメット屋さん。

    会場の雰囲気にピッタリマッチします。

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    「どうしてガソリンタンクがこんなに大きいの?」

    「ラリーで使うバイクだからガソリンいっぱい詰めなきゃいけないんだ。」

    とトークしている訳ではありませんが、正にラリー用のバイクだそうです、ヘェ~。

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    レース用の皮製のつなぎのディスプレー、腕と膝の曲がり具合が好きなんです。

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    おやつはクリームがタップリあふれんばかりのドーナツ。

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    ヴェローナがあるヴェネト州の観光局のブース。

    確かにバイカー用のマップとかガイドブックが山積みです。

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    緊張感いっぱいのエキジビジョンは晴天の元、拍手大喝采。

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    晴天とは言っても1月、寒いのですよ。

    それでも皆な外でビールを飲みながらパニーニやピアディーニをパクリ!

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    イタリアでおなじみのバイク雑誌も出展。

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    サーフボードをバイクにつけて海か、、、カッコイイなぁ。

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    去年は遊園地をイメージしたブース、今年はプロレスリングだ!

    すごい発想!

    言うまでもなく、ここは男性陣のメッカ!

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    今回私の心に一番グッと来たのがこのバイク、ポップなカラーリングといい、

    ちょっとかわったフォルムといい、何とも言えない味わいがあります。

    ガソリンタンク部分が長いのでハンドルに手が届くかなあ、、、そんな心配は無用か。

    免許持っていないもの。

    ZARINA

  4. されど○○

    2017年1月17日るりこさんのItaly便り

    皿からはみ出しているのは当たり前。

    食べ方は人各々で面白い。

    縁をぐるっと一周残しておしまいにそれを最後に堪能する人、また残す人。

    三角に小さくカットしたらそれをパタンと二つに 折って手に持ってパクッという人も。

    一切れずつカットしてそれを食べ終えたらまた次のをカットする、と食し方は百人百様。

    それはまだ14世紀の頃、ナポリの城壁の中に住む都会っ子達はピッツァという名称すら知らなかった。

    甘い焼き菓子をトルタというのだけれども、その風貌からピッツァも同じようにトルタと呼ばれていたのだ。

    珍しくピッツァ(=ピザ)の語源は定かでは無い。

    平たくするとか、圧搾するとかいう意味の単語から来るものだ、

    あるいは中東から伝わったピタパンがオリジナルであるという説もある。

    ラツィオ州では紀元後1000年頃のもので、ピッツァと書かれた文献が発見されいるし、

    1200年代のもので同じようにその文字が表記してある文書も見つかったと。

    手軽さに比べて実は奥が深くて非常に歴史ある食べ物なのだ。

    いずれにしても世界中に伝え広まったピザはカンパーニア州のナポリが発祥の地だ。

    ピザ職人によって作られて正真正銘のナポリピザを証明する真面目な協会も存在する。

    円形に成型されたピザの生地、中央部分から外側へ向けて大きくのばされ縁の部分は高く盛り上がり、

    ナポリピザと呼ばれるものには油分が加えられることは全く無い。

    小麦粉、水、天然酵母菌またはビール酵母そして塩が原材料なのだ。

    ブーツの形をしたイタリアには気候や風土に合った郷土料理がそれぞれあるように、

    ピザのトッピングも多種多様だ。

    プーリア州のパンツェロットは中にトマトソースとモッツァレッラチーズが入った丸い形を

    二つに折って油で揚げたものだし、北部地方のは生地が大部薄い。

    大体は皿からはみ出しているのだけれど、それで驚いちゃいけない。

    いい材料でちゃんと発酵されていれば生地そのものが美味しいし、

    胃袋がもたれるということはあり得ないのだ。

    グループでシェアして食べるのではなくて一人一人好みのものを注文するのだ。

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    ピッツァは一般のレストランでは提供しない。

    ピッツェリアというピザ専門のレストランへ行くのだ。

    そこで注意を払いたいのは薪を使った釜があるかどうか。

    それで焼いたのはやっぱり香り高くて電気のオーブンのものより格段も美味しい。

    薪が命なのだ。

    ピザ専用の皿に1人前としてサーヴされてナイフとフォークで食べる。

    宅配もあるけれど、前持って電話で注文しておいてピザレストランへ出向いて

    わざわざ受け取りに行く人も少なくない。

    イタリアの子ども達に人気なのはフライドポテトとイタリアのウインナーソーセージをのせたタイプ。

    これをいつもは家庭内で “禁止令”が発令されるコカコーラと食べるのだ。

    最高のひとときに違いない。

    トマトソース抜きのビアンカというのもある。

    マッシモの友人、ファブリーツィオ君はいつもビアンカだ。

    近頃はカムット、全粒粉等粉の種類もバリエーションに富んでいる。

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    この季節なら、トレヴィーゾのラディッキオと胡桃という組み合わせは最高のコンビネーションだ。

    仕事で出来ないことに関してはイエスとノーがはっきりしている国だけれど、

    ピザの注文についてはそれが無い、本当に無い!

    そのピザレストランの厨房にある食材であれば何でもトッピングしてくれるのだ。

    例えばオーダーを取りに来たカメリエーラさんにメニューには無いピザの種類を注文する。

    つまりトッピングの具材を好きなようにチョイスするのだ。

    「へえ、それって美味しいんですか?今度試してみますよ。」なんてことも。

    トレヴィーゾのラディッキオと胡桃のコンビネーションはイタリア人をもうならせた自信作だ。

    普通はトマトソースとモッツァレッラチーズは必ずベースとしてのっている。

    そこにプロシュートコット、茸、カルチョーフィーそしてサラミがのっているのがクアットロスタジョーネ、

    シチリアーナと呼ばれるのはアンチョビ、オリーヴとカッペリがトッピングされる。

    玉葱好きにはツナと組み合わせたものがたまらない。

    それを食した後は顔中玉葱の臭いが満面いっぱいに広がる。

    アスパラガスやトリュフなど季節折々のピザが楽しめるのだ。

    チーズ種類も豊富なのでその土地ならではのチーズにしても中々だ。

    生地をこねて休ませて、と我が家でも2、3度ピザを作ってみた。

    そこそこに美味しいけれどやっぱり、ピザレストランのそれにはかないっこもない。

    天麩羅屋のてんぷらと同じだと思う。

    「ピッツァなんて!」という意味の慣用句もあってつまらないものを意味する時に使われるのだけれど、

    それはピザ様さまに失礼だと思う。

    たかがピザ?

    されどピザなのだ。

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    ZARINA

  5. 空飛ぶベファーナ

    2017年1月8日るりこさんのItaly便り

     

    一般的にクリスマスバカンスは1月6日まで。

    でも今年は7日が土曜日で8日が日曜日ですから、

    いつもより更に長いお休みとなったイタリア人も多いのです。

    多くの人が食事会に招いたり招かれたり外食したりと、

    この期間はいかに丈夫な胃袋を持ち合わせているかどうかが鍵を握ります。

    我が家でもなかなか会えない友人夫婦やカップルと一緒に夕食会をひらきました。

    茹でた枝豆と鮨をつまみにして、皮からこしらえた餃子にラーメン

    そして締めのデザートは定番のティラミスと”日伊友好”メニューです。

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    20:30に集合してお開きになったのは夜中の2:00過ぎ、

    気の合う仲間が集まると時が過ぎるのもあっという間です。

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    テーブルクロスは赤にして、ローズマリーをカットしてクルッと赤いリボンで結んでナフキンの上にのせて。

    たいそうな事はしないけれど、これが我が家のおもてなし。

    一方、年越しは家を改装した叔母さん宅でヴィスキオも持参して。

    いつものタルティーネが人数の倍の量でテーブルに運ばれます。

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    12月31日23時半をまわると叔父さんは冷蔵庫からプロセッコを取り出し

    23時55分頃には栓を抜く用意、テレビのチャンネルはいつものRai1、

    いよいよ23時59分をまわって59、58、57と番組の司会者が秒数をカウンダウンします。

    3、2、1「アウグーリ(おめでとう)!!!」と同時に

    叔父さんはスポン!と勢い良くプロセッコの栓を抜きました。

    皆で抱き合い乾杯したのも束の間、外からは「バンバン!」と花火の音、

    私たちは皆オーバーを着てすぐさま外へ飛び出しました。

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    四方八方の夜空高くきれいな花火が舞い上がります。

    長いクリスマスバカンスの幕を閉じるにはあと二つ大切な行事があります。

    一つは冬のセールの始まりとそしてベファーナ!

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    とがったあごに長くて大きい鼻、そしてつぎはぎの洋服を身にまといほうきにまたがった老女が

    5日の夜中から6日の早朝にかけて子どもがいる家を訪れるというのです。

    それを待ちに待つ子どもたちは5日寝床につく前に暖炉や窓の所に靴下を用意するのです。

    何故なら、それまでの1年良い子でいたらキャラメルやお菓子を

    ベファーナが靴下に入れて行ってくれるから。

    そうでなかった子どもの靴下にはおしおきとしてキャラメルではなく

    炭を入れて行くというのです。

    ベファーナの伝説は色々ありますが、ギリシャ神話の豊作を司どる神様が起源とも。

    収獲のための豊よくな土地、大地にその神様が鎮座してくださり、

    悪を取り払い神聖な所とするためにほうきに乗った老女が伝説のシンボルとなったとか。

    4世紀頃には実は飛ぶほうきは悪いものを取り除くシンボルとして崇められていたそうです。

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    早いところでは12月25日のクリスマス前から屋台やお菓子屋さんで売り始め、

    1月6日当日まで店頭に並びます。

    小さくて可愛らしい手のひらサイズのベファーナから等身大のものまであって

    これがなかなか迫力があって背筋がゾクゾクしてくるようなものまで種類は豊富。

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    6日のベファーナの日には地方によって、古いものを持ち寄ってそれを燃やして悪いものを取り除き、

    新しい年を迎える行事が開催されるところもあります。

    日本のどんど焼きを思い出します。

    やり方や表現は違っても、その土地、国々に各々の風習や伝統があって、

    時にはそれが似ていたり共通の目的があったりするところも面白いです。

    皆さんはどんな風に新年を迎えられましたか?

    健康で笑顔いっぱいの年でありますように。

    本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

    ZARINA


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