エミリー・ヒラリーのルポ | Dutchwest Japan / ダッチウエストジャパン

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エミリー・ヒラリーのルポ


Reportage


  1. ~ 秋の味覚祭/その1:きのこ祭 ~

    2014年10月1日るりこさんのItaly便り
    秋の味覚祭 ~ その1:きのこ祭 ~

    秋の味覚祭 ~ その1:きのこ祭 ~

    フンギ、フのところは鼻から息を吐くようにちょっとだけ力を入れて発音します。

    キノコのことをイタリア語でフンギ/funghiと言います。

    ミネラル豊か。悪玉コレステロールを下げる、癌予防、血圧を正常に保つ、ビタミンBとEが豊富。

    「無花果、魚、きのこにメロンは美味しい食べ物」などと言うトスカーナ地方の言われがあるように、

    キノコはイタリア人にもこよなく愛される秋の味覚。

     

    リゾット、ソテーどれも立派なレストラン並みの美味しさ!

    9月のとある日曜日、ここはきのこ祭開催のフリウリ ヴェネツィア ジュリア州、

    ブドーイアという人口約2、500人の小さな町。

    カヴァッロ山脈の足元に広がる小高い丘、緑豊かな所です。

    イタリアの味覚祭は気軽な価格で旬の美味しい物が食べられるので、

    特に9月、10月は味覚のアンテナをよく張っておかないと、

    そのタイミングを逃してしまうので、要注意!

    ここでは、テーブル番号を記入して、希望のメニューに印をつけて、レジで先払い。

    列を作って順番を待ちます。

    イタリア人は待つのに列を作ることができない、、、なんて聞いたことがありますが、

    食に関しては中々辛抱強いと見ました。

     

    注文した赤ワインは直ぐにグラスで手渡され、

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    それを飲み過ぎない程度にチビリチビリと味わいながら、

    腹時計が立て続けになるのをグッとこらえて、

    待つこと40分、地元のボランティアの学生さんが運んで来てくれました。

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    リゾットは小学生の男の子が運んでくれます。

    笑顔でブォナペティート!!なんて言われたら2倍美味しくなります。

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    お客様の数は相当なもの、その上、環境保護にも力を入れているここのお祭は、

    いつもの使い捨てのプラスチック皿やフォークは一切使わず、プラスチック製でも頑丈で

    洗って使い回しのできるもので料理を提供します。

    こういうことなら、40分待つのも仕方がありませんね。

     

    手作りのアクセサリー、バッグ、木製のキッチン用品、

    普段は住人のメインストリートが青空マーケットに早変わり!

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    お腹もいっぱいになったところで、ちんたらちんたらと、出店を冷やかすはずが、

    色んな楽しいもの、美味しそうなものが軒を連ねているので

    冷やかすどころか、真剣に見入ってしまいます。

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    小さい町だし、きっとマーケットもそれほどの数じゃないよね、、、なんて言っていたら大間違い!

    路地の角を曲がるとまた、ずら~っと出店の数々!

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    食欲のアンテナが勢い良く作動したのは、一口サイズのサクサクパイを売っているお店。

    ブルーベリーラズベリー、洋梨とチョコレート、りんごと干し葡萄色んな味があって迷ってしまいます。

    “今朝6時にオーブンで焼いたものです”なんて張り紙を見たら、買わずにいられないでしょ?

    10分待ってやっと息をきらして走ってきたのはこの出店のご主人、

    「いや~すみませんね~、トイレが1キロ先にあったもんで、お待たせしちゃってごめんなさいね~」

    これもイタリア流。

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    新鮮な素材はシンプルに味付けするのが一番!

    プリッツタイプのパンとチーズの焼き物も食卓にのって、

    その日の夕食はフリウリ州パーティーと化したのです。

    700gでも足りなかったな;;; フィンフィルレ。

     

    ZARINAロゴ

  2. ダッチウエスト ストーブ工場見学記

    2014年10月1日エミリーのVermont便り

    バーモント州の自然豊かな場所で、まるで80年代アメリカにタイムスリップしたような貴重な経験が出来るのが、バーモント州ランドルフ市にあるダッチウエストのランドルフ鋳物工場です。

    そこから約13キロ離れた同州ベセル市では、ランドルフ鋳物工場で製造されたストーブ部品を納品され、ホーロー加工での彩色や組み立て、最終点検を行ったのちに出荷が行われます。

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    バーモント州 ランドルフ工場(左)とベセル工場(右)

     

     

    外見からは、一見普通の工場ですが、ランドルフ鋳物工場に入ると、まず耳栓、ヘルメット、防護グラスを渡されます。工場のドアを開けると、様々な機械が放つ音、少し暗い工場内でひと際目立つ、真っ赤な溶融鉄とそこから放出される熱風。

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    そして防炎作業服を身にまとい、顔や手は炭で真っ黒く覆われた従業員が目に入ります。この様な光景は、80年代のアメリカで鋳物製造が世界でトップに立っていた時代には珍しくなかったが、現在では中国、ドイツ、ベルギー、シベリアなど海外で生産される様になり、アメリカでもランドルフ鋳物工場レベルの工場は少なくなりました。

     

     

    1979年に今の工場が設立されて以来35年間、会社の拡大と工場の運営・管理に携わってきたのが、ボブ・ライト (Bob Wright)です。ライトは26歳で入社。「鋳物工場での経験はなかったが、鉄を溶かし、様々な型に溶融鉄を流し込む作業に興味を持ち入社しました。」と、当時の様子を語りました。

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    ランドルフ鋳物工場で製造された製品は、ベセル工場へ運搬され、ストーブに組み立てられます。製造部門マネージャー兼ジェネラルマネージャーのリック・グラント (Rick Grant)は、今年で入社12年目を向かえ、製造過程の改善とコスト削減に向け、在庫を最小限に押さえるリーン生産方式導入に大きく携わった一員です。また、日本へ出荷されるダッチウエストストーブの品質改善にも力を入れ、「ダッチウエストジャパンと密にコミュニケーションを図り、日本のお客様の声や要望に応えられるよう、常に生産過程の見直し、品質改善を行っています。」と、ダッチウエストジャパンとの長年の関係について語りました。

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    ベセル工場で組み立てられ中のエンライト


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