ヴァレンティーノ ロッシィが この日曜日のバルセロナ戦で
華麗なる走りで優勝してくれたので、気持ち良い週明けとなりました!
そわそわし出すイタリアの子ども達、気が少し重くなるイタリアのおばあちゃんとおじいちゃん達
この時期は毎年こんな感じです。
ほとんどの学校は6月8日あたりが終業式、
9月中旬に新学期が始まるまでの約3ヵ月間の長~い夏休みに入るのです。
勿論子ども達は嬉しくてワクワクして、
孫を預かるおばあちゃん、おじいちゃん達は毎日孫の顔を見られるので嬉しい半面、
それが毎日となると時には苦痛であるとも (苦笑)。
例外ももちろんありますが息子/娘夫婦はたいてい同じ町内や隣町に暮らしていることが多いので、
何かある毎におばあちゃん達に子どもを預けることが出来るというメリットがあります。
イタリアでも料理教室や各講座などが一般人向けに色々開催されますが、
私達の日本語講座も5月末に今年度の最終回を迎え、
最終日は2グループが一緒になって日本の家庭料理を作って食べました。
いつもの図書館にはもちろんキッチンは無いので、
初めてヴィッラ(昔の貴族のお屋敷)を借りて
てんやわんやの大騒ぎ、
ずっと私のそばにいて一生懸命に説明を聞く人、
おしゃべりばかりしている人、
サッサカ手伝ってくれる人総勢18人の大所帯、
「終わり良ければ全て良し」でゴチャゴチャしていてもガヤガヤしていても、
最後は丸くおさまるイタリア流儀がここにもありました。
屋外で食事をするのが気持ちいいので庭にテーブルをセットしましたが
食べ終わった時は辺りはまっ暗、でもキャンドルの灯りがいい雰囲気を作ってくれました。
一方小学校では終業式前は、日本の学芸会と似たようなものが開催されます
この春先おじゃました風光明媚な山の上にあるこの小学校の先生からお招きをいただいて、
私も観賞に行ってまいりました。
いつもは給食用の食堂として使われている部屋が舞台として準備され、
すでにお母さん、お父さん、兄弟他家族が詰めかけて場内は満席でした。
“地球”をメインテーマに各々の項目毎にパフォーマンや歌を披露してくれた子どもたち、
また前回おじゃました時の授業中、一緒に歌った日本の歌、「春が来た」を
今回は日本語とイタリア語で合唱してくれた全校生徒の皆の歌声に感動して胸が熱くなりました。
歌っている間バックスクリーンにはロレンツァ先生がセットしてくださった富士山や桜の花が流れて、
感慨もひとしお、皆とても素敵な贈り物をしてくれました。
「地球は私達の生活に恵みを与えてくれる、私達はその門番人。
私達には地球を保護していく義務がある、
そうすれば地球は私達を優しく見守っていてくれる」
学芸会の最後を締めくくったスクリーンにはこんな大切なメッセージがつづられていました。