隣り同士なのに行き違いが多くて中々ゆっくりおしゃべりする時間が無く、
それでもやっとドミンガちゃんと久しぶりにコーヒーブレイクの時間が出来ました。
家の床素材の話からこの夏のバカンスの話まで、積もりにつもった話題はつきません。
この週末、ドミンガちゃんファミリーは海へお出かけ予定だそう。
実は先週、私達も数日間海へ行って来ました。
平日でしかもイタリアではまだ終業式前というのに、
子供連れの国外のファミリーの姿を多く見かけたので、
「この国の人達の夏休みはイタリアの子供達の3ヵ月より更に多いの?!」
と目を丸くしていたら、ドミンガちゃんとのお茶飲み話でその実状がわかりました。
ドイツやオーストリアなど他のヨーロッパの国々では終業式の後、
3ヵ月まとめてバカンスとするのではなく、それを分割するのだそう、
だからすでに5月にイタリアの海へバカンスにやってくるファミリーもいるんですって、なるほど!
「3ヵ月のバカンスの後、9月に新学期が始まっていつもの生活のリズムをつかむのに
1ヵ月かかるのよ~、他の国みたいにイタリアももっと賢くやればいいのに」
とは、9月から3年生になるケビン君のお母さんでもあるドミンガちゃん。
さてと私達が滞在したのはフリウリヴェネツィアジューリア州とヴェネト州の境にある
ビビオーネ/Bibioneは海のリゾート地、ホテル内の駐車場を見渡すと
ドイツ、オーストリア、ポーランド、クロアチアナンバー等々、
陸続きならではの光景が見られます。
ホテルから歩いて1、2分のところにある砂浜には、
各々のホテル毎色の違うビーチパラソルとリクライニングシートが
水際のすぐ目の前にセットされていて、指定の番号のセットを使うことができます。
子供も走り回っていますが、日本と違うのは若い人に加えて
「大人」がたくさん日光浴をしているということ!
ちょっと度が過ぎるくらい日焼けしたマダムもいらっしゃいますが、
こちらでは日光浴はビタミンDを補給するのに “絶好な栄養素”と言われるので、
ここぞとばかりに日焼けを好む人が多いのです。
ビビオーネは今年のジーロディターリア(自転車レース)/Giro d’Italia
の12区到着地点になった町でもあります。
また、これまでにも数度、レーサーが通過している町だそうです。
イタリアでは生中継でこのレースをを見ることができるので、
先月の期間中それを見ていた夫のお父さんは
「おいルリコ、日本人選手で凄い奴がいるぞ~!結構いい走りをしてたぞ!!」
と言っていたのですぐその時ネットで検索したのですが情報を得られず、
こうしてこのブログを書いている今になってこの選手の存在が明らかになりました。
(もし最初からわかっていたら日の丸持って夫と応援に駆けつけてましたよ、絶対に!)
山本元喜さんという青年です。
ビビオーネの町中にはあちらこちらにジーロディターリアの名残が見られました。
夕方6時頃になるとシャワーを浴びて着替えた人達がバールにやって来ます。
そうアペリティーヴォ(食前酒)の時間です。
子供の頃、海水浴に行って夜は何してたかなんてちっとも覚えていないなあ
その点、こちらは夜11時くらいまで店は営業しているし
お土産屋さんはもちろん、水着やバスタオルから洋服、ワイン専門店、宝石の果てまで
ズラリと様々なお店が通り沿いに続いて建っているので、
夕食のあとは胃袋の “消化活動促進”のためにブラブラと歩くのです。
その途中にあるジェラート屋さんが誘惑するので、
消化活動が出来たのかどうかは余り自信がありません。
玩具屋さんには数えきれないほどのフェラーリのミニチュアカーが
天井まで高く積み上げられてそれをじっくり見るのも中々楽しいのです。
玩具屋さんは子供だけのものでは無いんだぞ~!と言わんばかり。
アーチストさんは似顔絵を描いてくれます。
砂浜にあるバール、夜になると素敵な灯りで昼間とはガラリと雰囲気を変えます。
眠らない夜の海、、、。