3月に入るとあちらこちらで見かけるのが、ミモザの花。
フワフワっとした小さい花を、葡萄のように房状にたわわにつける、形も珍しい花、
イタリアでは、ミモザは女性の日のシンボルの花。
イタリアにはホワイトデーは存在しませんが、毎年3月8日、
女性の日には男性から女性に、ミモザの花が贈られます。
勿論、旦那様から奥様へ、彼から彼女へ、お菓子屋さんやお店でも買物をすると、
ミモザをプレゼントしてくれるところもあります。
女友達同士でも年齢を問わず小さな贈物を交換したり、
ミモザのブーケをプレゼントしたり、、、。
小さい男の子だって、ミモザを女性にプレゼントすること知っています。
女性の日には、新鮮な卵を使って焼き上げたしっとりタイプのスポンジケーキを使った、
ミモザケーキもお目見えします。
アメリカンインディアンから伝わった記念日で、宗教的なお祭りではなく、
1908年、女性労働者によるストライキが発端で、その後一念を発起した女性によって
この日が女性の日と制定され、イタリアでは1946年に制令されました。
独身者も既婚者も女性同士、連絡を取り合って、ピザを食べに行く、というのが
女性の日または、それに近い週末の夜のイタリア人女性の過ごし方です。
子供がいるお母さんは旦那様やおばあちゃんに預けて、数時間でも、
女友達とのひとときを楽しむ、このあたりがやっぱり、イタリア女性。
その日は、どのピザ屋さんも大勢の女性で熱気ムンムン。
とあるピザ屋さんでは、粋な計いで、黄色いリボンで結んだ筒状のものをプレゼントしてくれて、
それにはこのような素敵なメッセージが書かれていました。
−DONNA−
皺も増え、白髪もポツリポツリ、、、。
年々、風貌は変わっていく、、、
でも大切なことはずっと変わらない、あなたの強さ、信念はずっと変わらないまま。
あなたの精神は、蜘蛛が巣を張る時ののりのように、しっかりなおかつ、強い。
あなたが歩んで来た道には、終着点があり、出発点がある。
成功の影には、落胆もある。
生きている限り、生きることを楽しみなさい。
何かやり残していることがあったなら、後ろへ引き返して、それをおやりなさい。
黄ばんだ写真ばかり見て、ため息つくのはおやめなさい。
「どうせ出来るはずがないのよ」と周りの人が言っても、踏ん張りなさい。
貴方の中にある”鉄”のような強い魂は、けして錆びないはず。
年を重ね、走れなくなったら歩きなさい。
早く歩けなくなったら、ゆっくり歩きなさい。
歩けなくなったら、杖をつきなさい。
大切なのは、逃げないこと!
−カルカッタのマザーテレサより−
何度も何度も、このメッセージを繰り返して読みました。
心に残るとてもいい言葉です。
疲れたり、落ち込んだり、もう駄目だ~!と思った時は
ミモザ1輪でも飾って、ゆっくり休みましょ?
“強さと女性らしさ”がミモザの花言葉ですって、
日本女性の皆さま~、強く優しい女性でいましょうね~。